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リネットジャパングループ(株)【3556】の掲示板 2018/10/21〜2018/12/10

カンボジア初の社債上場 小口金融大手が約34億円
資金調達多様化に道
東南アジア アジアBiz
2018/12/5 21:43
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【ハノイ=大西智也】カンボジアで社債市場が動き出した。マイクロファイナンス(小口金融)大手のハッタ・カクセカー(HKL、プノンペン市)は5日、同国で初めて社債を上場した。発行総額は1200億リエル(約34億円)で農家などへの融資資金に充当する。カンボジアは投資文化が未成熟で企業の資金調達手段が乏しかったが、社債上場の実現は証券市場活性化の一歩となりそうだ。

社債上場を祝うHKLやカンボジア証券取引所の関係者ら(5日、プノンペン)
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社債上場を祝うHKLやカンボジア証券取引所の関係者ら(5日、プノンペン)

HKLは三菱UFJ銀行傘下のタイ・アユタヤ銀行の完全子会社で、カンボジアのマイクロファイナンス機関の貸高残高で3位となっている。社債の発行期間は3年。HKLの社債は同日、カンボジア証券取引所に上場し、世界銀行グループの国際金融公社(IFC)や地元金融機関などが購入した。

主幹事はSBIホールディングス傘下でカンボジアで事業展開するSBIロイヤル証券が務めた。従来、カンボジアでは中央銀行が推奨する現地通貨建てで、1年を超えるまとまった資金を調達できる手段はなかったという。HKLは調達資金を農家や個人事業主向けの融資に振り向ける。