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(株)ソラコム【147A】の掲示板 2024/03/28

当のソラコムにとって、KDDIグループになることは、とても大きな武器を手にすることになる。
KDDIは600社を超える海外通信事業者とパートナーシップを締結し、海外の事業拠点も100カ所以上、存在する。ソラコムはグローバルでの事業展開を模索しており、世界的なネットワークの調達や営業にKDDIの支援を活用できるようになる。
ソラコムはこれまではMVNOとして、NTTドコモや海外の事業者から回線を借りていた立場であったが、これからはキャリアのグループとして、回線をフルに活用できる。
KDDIが欲しかったソラコムの技術
KDDIとソラコムではこれまで、免許不要の周波数帯(アンライセンスドバンド)によるIoT向け通信規格であるLoRaWANやSIGFOXなどを手がけてきた。これらは低消費電力などの魅力がある一方、当然、アンライセンスなので、参入事業者が多く、料金競争などが激しくなる恐れがある。
しかし、これからは、LTEなどのネットワークをベースとした「NB-IoT」や「Cat-M1」といった、キャリアしか提供できないIoT向け通信規格が始まろうとしている。さらに2020年にはIoT通信にも有効な5Gが始まろうとしている。
こうしたキャリアしかできない通信規格にいち早く取り組むには、MVNOというネットワークを借りる立場では限界があるのは間違いない。それならば、キャリアのグループに入った方が手っ取り早いという判断だろう。
一方、KDDIとしては、ソラコムの技術力を欲しがったというのが、今回の買収の背景にある。ソラコムは、携帯電話における交換機などの「コアネットワーク機材」を仮想化してAmazonのクラウド上に展開し、キャリアと同等のサービスを提供してきた点が強みだ。
今後は次世代ネットワークとして、交換機やサーバー、ネットワーク機器、ストレージをすべてクラウド上に展開するのが、ネットワーク業界のトレンドと言える。
KDDIには、LTEだけでなく、FTTHやCATV、WiMAX、LPWA、5Gといったさまざまなネットワークが存在する。将来的に、これらを全て統合し、管理していくには、ソラコムのクラウドネイティブなソフトウエア開発力が不可欠というわけなのだ。

株価のどうのこのもありますが、この会社は必要不可欠なツールとして、生活圏に存在していきます。