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(株)ジェイ・イー・ティ【6228】の掲示板 2024/05/11〜2024/05/23

ジェイ・イー・ティ<6228> 半導体洗浄装置メーカー、ジェイ・イー・ティの出足は売上半減、営業黒字やっとも、通期は連続最高益更新計画を堅持


四季報速報

韓国ゼウス傘下の半導体洗浄装置メーカー、 ジェイ・イー・ティが5月10日に今2024年12月期第1四半期(1月~3月)実績を発表。売上高27億9600万円(前年同期比51.6%減)、営業利益5600万円(同88.3%減)、経常損益1400万円の赤字(前年同期は4億3200万円の黒字)、純損益4500万円の赤字(同3億2100万円の黒字)。

 発表後、最初の取引日となった13日は、始値3015円と前日終値比420円安(下落率12.2%)と急続落。その後は一時、プラス転換する局面はあったものの、終値は同100円安の3335円で引けた。売上半減、営業黒字がやっとの出足不調が嫌気された。

 売上が前期と比べて大きく減ったことで、売上総利益は6億6700万円と前年同期に比べて5億円強減少。開発費や人件費などの固定費負担が響いた。それでも販管費は6億1000万円と、売上減に伴う変動費の減少が効き、前年同期と比べ7900万円圧縮した。経常損益は営業外の為替差損と支払手数料が前年同期より若干ながら増えたため赤字に陥った。
 
 当社は、自社の装置が顧客による立ち上げが完了した段階で売上計上する収益認識基準を採用している。第1四半期の低調な出足は、主要顧客である韓国メモリーメーカーと中国ファウンドリー(半導体受託生産会社)向けの装置立ち上げが第2四半期以降に集中するためで、想定内だという。期初に発表した第2四半期累計(上期、1月~6月)計画は達成できるとしている。

 第2四半期累計計画は、売上高106億円(前上期比9.5%減)、営業利益6億2000万円(同40.3%減)、経常利益5億3000万円(同43.8%減)、純利益3億3000万円(同48.9%減)と大幅な減収減益を見込むが、今下期(7月~12月)は、顧客の装置立ち上げが好進捗する前提で、売上収益の急回復を計画する。

 通期の会社計画は、売上高256億8000万円(前期比2.8%増)、営業利27億4000万円(同4.8%増)、経常利益26億円(同6.3%増)、純利益17億4000万円(同5.4%増)と5期連続の増収増益の達成を目指す。

 年間配当は、期末のみ34円の計画。4月1日付で1株につき3株の割合で株式分割を実施しており、実質は据え置き予想となる(前期は分割実施前で期末のみ102円配当)。