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(株)robot home【1435】の掲示板 2017/09/02〜2018/01/04

事業の拡大に向けた取り組みに期待


1435 インベスターズクラウド

 「シェアリングエコノミー」と言う言葉を最近聞かれるようになっています。シェアリングエコノミー協会のホームページに寄りますと、2014年度の国内シェアリングエコノミー市場規模(サービス提供事業者の売上高ベース)は、前年度比134.7%の232億7600万円だそうで、その勢いは益々加速しているそうです。

 たとえば、誰も住んでおらず活用されることのない空き家は総住宅数の約15%、約1000万戸にのぼり、自動車の利用率は5%程度で年に20日程度しか利用されていないというデータがあるそうです。これらは氷山の一角で、日本には眠ってしまっている様々な遊休資産があります。

 それらをシェアすることで生まれる経済全体が、シェアリングエコノミーだと言っています。みずほ証券でもこの「シェアリングエコノミー」についてレポートを出しており、シェアリングエコノミーに絡んだビジネスの市場はすでにグローバル規模で拡大しているのですが、その先駆けといわれているのが2008年に米国で開始された米エアピーアンドピーによる民泊仲介だと言われています。

 現在、同社は世界191カ国・地域でサービスを提供し、登録物件数は300万件を超えています。また、米ウーバーテクノロジーズ等が手掛けるライドシェア仲介サービスも世界で利用者を増やしています。(ただ、ウーバーは直近の決算大赤字を出しており、経営戦略の見直しを余儀なくされています)

 日本においては、シェアリングエコノミーにかかわる市場の潜在規模は大きいものの、規制緩和が進んでおらず、欧米等に比べてビジネス展開するための環境整備が遅れているとされてきました。ただ、今年6月には、これまで一部の国家戦略特区等で認めてきた民泊を全国で解禁する「住宅宿泊事業法」(民泊法)が成立。ここに来て、日本でもシェアリングエコノミー推進に向けた環境づくりに進展がみられ始めています。