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日本郵政(株)【6178】の掲示板 〜2015/10/27

日銀の黒田総裁は、メガバンクの動向が気になる?
そのときに何が起きるか。気をもむのは国債買い入れを推し進める日銀だろう。昨年4月の金融緩和では長期国債の保有残高を年間約50兆円増やす方針を明らかにし、実際、そのペースで国債購入を続けている。一方、3メガバンクグループが13年4月~14年3月の間に国債保有を減らした額は合計で約29兆円。
仮にメガバンクの売却した国債がすべて日銀に移ったとすれば、買い入れた国債の6割はメガバンクが差し出した計算になる。だが、これ以上は国債保有を減らしにくいことを明言した三井住友は、今後そうした貢献はしなくなる。そして、みずほや三菱は売却を続ける方針だが、どれくらいのペースで進めるのかは不明だ。
消費増税後の反動減の影響を和らげるため、市場では日銀が追加緩和のために、国債を買い増す方針を近いうちに明らかにするとの見方もある。メガバンクによる国債売却の”余力”が限界に近づいているとすれば、日銀が思うように国債買い入れをできなくなる可能性は否定できない。
果たして、日銀の異次元緩和を円滑に進めるため、メガバンクはどこまでその買い入れに応じるのか。国債を吸い上げる日銀にとって、これまで以上にメガバンクの売却動向に神経を尖らすことになりそうだ。