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(株)ブランジスタ【6176】の掲示板 2016/03/07〜2016/03/08

株主に配当を支払わないことを正当化する理屈は、内部留保でさらにキャッシュ・フローを伸ばし、企業価値を高める(すなわち、キャピタル・ゲインを伸ばす)という大前提がある。

※逆に、成長があまり期待できないような成熟した企業は、配当や自社株買いを積極的に行い株主に還元をする。

では本業を見てみると、出版事業、EC支援事業、最近はゲーム事業をやると言い出し、人・物・金が一つの成長事業に投下されていない(おそらくシナジーも効かない)。つまり配当をしないくせに、企業価値を高める気もないと推測される(ジリ貧なのである)。先のゲーム事業を行うというアナウンスは、投資家を煽って株高を維持する施策であろう。

しかし遅かれ早かれ、あと2年以内にはっきりするであろう。EC支援事業や出版事業は、それほど成長が期待できないが、IT系の大株主が引き継ぐのではないだろうか?一攫千金は期待できないが、地道でしっかりした事業である。この企業は将来のAmazonや楽天に比肩する企業ではない。

米国に「社会(株主やメディア)があまりに期待し、株価が非常に高くなってしまったために、経営陣が会計操作をしてしまった」という趣旨の論文がある。肝心なことは株主がしっかりと財務諸表を見て企業の利益と「利益の質」を判断をするということである。ここの株主は、利益だけではなく、営業キャッシュ・フローの伸び、売掛金の回収期間を時系列にチェックしていってほしい。

しっかりとこの企業の財務諸表を理解し、