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(株)レノバ【9519】の掲示板 2020/12/29〜2021/01/01

2050年カーボンニュートラル実現の「切り札」!?


菅首相が所信表明演説で掲げた“温室効果ガスの排出、実質ゼロ”。その実行計画が12月25日に公表された。この戦略により2050年に見込まれる経済効果は年間190兆円程度。あらゆる政策を総動員してできるかどうかの高い目標を国として掲げた。

脱炭素社会 実行計画
「グリーン成長戦略」では、成長が期待される14の重点項目を掲げ、具体的な目標や行程を示した。自動車分野では、自動車の電動化を進め、遅くとも2030年代半ばまでに、すべての乗用車の新車販売を電動車とする。エネルギー分野では、再生可能エネルギーについて「最大限の導入」を図ると明記。脱炭素化の「キーテクノロジー」とされる水素は、2050年に2000万トン程度導入する。発電コストもガス火力以下にする目標だ。そして、再生可能エネルギーの中でも政府が「切り札」と位置づけているのが、洋上風力発電だ。

政府の「切り札」 洋上風力
海上に作った風車で発電する洋上風力発電について、政府は秋田県能代市沖や千葉県銚子市沖などで11月に事業者の公募を開始した。2040年までにはその発電能力を大幅に拡大し、3000万~4500万キロワットの導入を目指す。これは100万キロワット級の大型火力発電所に置き換えると、30~45基分に相当する。実証段階の今、洋上風力による発電量はわずか1.4万キロワット。政府関係者は「かなり意欲的な目標だ」と話す。