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(株)レノバ【9519】の掲示板 2019/05/12〜2019/06/11

レノバ<9519.T>が10日、19年3月期決算を発表した。

 連結売上高は140億9800万円、EBITDA(利払い・税引き・償却前利益)は78億9800万円、純利益は16億5900万円だった。決算期を5月期から3月期に変更したことで、19年3月期は10カ月の変則決算になるため増減の比較はない。

 同社は再生可能エネルギー発電事業のデベロッパーで、大規模太陽光発電(メガソーラー)、木質バイオマス発電、洋上風力発電などマルチ電源の開発、運営を手掛ける。固定価格買取制度(FIT)を適用した売電を行っている点が特徴。

 19年3月期は運転開始済みの太陽光発電所、バイオマス発電所の売電が安定的に、計画を上回って推移した。さらに、同社が当初から開発をリードする徳島津田バイオマス発電事業について、期初には計画していなかった事業開発報酬が発生した。

 20年3月期の業績に関しては、売上高175億円、EBITDA94億円、純利益21億円を見込んでいる。引き続き既存発電所による安定的な売電が続く見通しだ。

 加えて、新規に稼働を開始する予定の発電所からの売電収入が連結売上高に貢献する。四日市ソーラーが19年3月に稼働を開始しており、続いて那須烏山ソーラーが5月、軽米西ソーラーが7月、軽米東ソーラーが今年中に稼働開始する予定。四日市ソーラー、那須烏山ソーラー、軽米西ソーラーは今期から連結化する予定で、収益基盤の拡大が見込める。

 そのほか、徳島津田バイオマス事業、御前崎バイオマス事業、人吉ソーラー事業に関する事業開発報酬も予想される。

 一方、既存の太陽光発電所の一部では出力制御の影響を考慮するなど一定のリスクを業績予想に堅実に織り込んでいる。引き続きエンジニアを中心とした人材強化も進めており、コスト増も想定するが、これらの影響は売上増で十分に吸収できるとみている。

 また、12月稼働予定の軽米東ソーラーについても将来的には連結化する計画で、それが21年3月期以降の成長につながっていきそうだ。

[ 株式新聞ニュース/KABDAS-EXPRESS ]
提供:モーニングスター社 (2019-05-13 09:20)