(株)レノバ【9519】の掲示板 2019/03/02〜2019/04/08

再生可能エネルギー専業のレノバ<9519.T>が５日、業績予想の増額修正を材料に急騰。エフオン<9514.T>も強含んでおり、省エネ関連株などＥＳＧ投資の流れを受けた銘柄に関心が集まりつつある。

　レノバは４日、前２０１９年３月期（昨年６月−今年３月）の連結営業利益は、事業開発報酬を追加計上したことなどで、計画を７億円上回る５０億円となったもよう。今期は変則１０カ月決算ながら、前期比で大幅増益となった。この日の株価はストップ高し、チャート上では三角もちあいを上放れした。

　レノバは大規模太陽光発電（メガソーラー）や木質バイオマス発電など発電所の開発・運営を手掛ける。収益拡大の一因となっているのは、ＥＳＧ投資への意識の高まりによる需要増とみられる。

　欧米で盛んなＥＳＧ投資は、企業の環境対策や社会貢献を評価する考え方。日本でも機関投資家における銘柄選別の条件として重要視されつつあり、ＥＳＧをテーマにしたファンドも増加。上場企業の環境意識の高まりにつながっている。

　これらの流れに恩恵を受ける省電力や再生エネルギー関連分野ではレノバのほか、エフオンや電力小売りのイーレックス<9517.T>が狙い目となる。電力料金削減コンサルティングのグリムス<3150.T>も浮上しそうだ。