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【CAD】月次国内総生産の掲示板

 米全国紙USAトゥデイは、2021年後半から2022年前半にかけ、新型コロナウイルスの感染拡大(パンデミック)が発生しなかった場合より、むしろ国内総生産(GDP)成長率が大きくなるとの見方を報じている。感染拡大により大きく落ち込んだことが前提ではあるが、ワクチンの普及やパンデミック関連の規制緩和により、経済が活況を呈するとの予想だ。
 ゴールドマンサックスが今年の成長が7%に達するとしているほか、有力金融機関や研究組織が1984年以来最高の伸びとなる6.5%ほどの成長を予想している。バイデン大統領提案の1.9兆ドルの支援パッケージは、民主党が上院を支配しているため、その大部分が通過すると予想される。現金を得始めた消費者が、すでに1月の小売り売上高を5.3%押し上げた。
 ただ、消費急増を受け、企業が雇用を回復させるのにともない、賃金引き上げでインフ上昇が強まるリスクはあるという。米連邦準備理事会(FRB)はインフレが2%の目標を上回っても、政策金利を0%水準に保つとしているが、急激な価格上昇でそれを覆す可能性がある。しかし、インフレ率が2%超えの水準で上昇する局面があっても、多くのアメリカ人がオンラインショッピングによる割引きを活用したり、インフレ期待が低いままで推移したりすることが考えられ、長期的には価格上昇が抑制されやすいとの見方もある。