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【CAD】新規雇用者数の掲示板

◆ダウ平均: 35369.09 -74.73 -0.21%
◆S&P500: 4535.43 -1.52 -0.03%
◆NASDAQ: 15363.52 +32.34 +0.21%

 3日のNY株式相場は高安まちまち。弱い米8月雇用統計を受けてダウ平均が下落し、最高値更新が続くS&P500もわずかに下落して終了した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は3日連続で終値の最高値を更新した。8月雇用統計では非農業部門雇用者数(NFP)が23.5万人増と市場予想の75.0万人増を大きく下回り、前月改定値の105.3万人増から大幅にスローダウンした。デルタ株感染拡大による景気回復腰折れ懸念からクルーズなどの経済活動再開銘柄や小売株、住宅株などが幅広く下落した。一方、弱いNFPが9月FOMCでのテーパリング表明予想を大きく後退させ、エヌビディアなどのグロース株が堅調となった。

 ダウ平均は朝方に174ドル安まで下落し、74.73ドル安(-0.21%)と反落して終了。S&P500は0.34%安まで下落後、午後に0.10%高まで上昇し、0.03%安とわずかに下落して終了。ナスダック総合は0.31%安まで下落したが、0.21%高と3日続伸して終了した。S&P500の11セクターはITが0.38%高となり、ヘルスケア、コミュニケーションも0.11%高と小幅に上昇。一方、公益、素材、資本財、金融、エネルギーなどが0.5-0.8%下落した。

 週間ではダウ平均が0.24%安と反落した一方、S&P500が0.58%高と続伸し、ナスダック総合も1.55%高と続伸。年初来ではダウ平均が15.56%高、S&P500が20.75%高、ナスダック総合が19.21%高となった。

 8月雇用統計ではNFPが大きく下振れた一方、失業率は前月の5.4%から5.2%に低下し、市場予想と一致した。平均賃金は前月比+0.6%と予想の+0.3%や前月の+0.4%を上回る強い結果となり、前年比でも+4.3%と予想や前月の+4.0%を上回った。