ここから本文です
投稿一覧に戻る

【CAD】新規雇用者数の掲示板

◆ダウ平均:35443.82 +131.29 +0.37%
◆S&P500:4536.95 +12.86 +0.28%
◆NASDAQ:15331.18 +21.80 +0.14%

 2日のNY株式相場は堅調。週末発表の米8月雇用統計に注目が集まる中、寄り前に発表された新規失業保険申請件数がコロナパンデミック以降で最少を記録し、景気回復期待が相場の支援となった。S&P500は0.28%高と続伸し、前日に続いて史上最高値を更新。エネルギー、資本財などの景気敏感株が上昇したほか、ディフェンシブ株も幅広く買われた。ダウ平均も131.29ドル高(+0.37%)と4日ぶりに反発し、史上最高値まで187ドル(0.53%)に迫った。ビザが2%超下落し、セールスフォース・ドットコム、アメリカン・エキスプレスも1%超下落したものの、ウォルグリーン、シェブロンが2%超上昇し、キャタピラー、ユナイテッドヘルス、ホーム・デポ、ボーイングなども1%超上昇しダウ平均を押し上げた。ハイテク株主体のナスダック総合はアルファベット、フェイスブックの下落が重しとなりマイナス圏に沈む場面もあったが、0.14%高で終了し、連日で最高値を更新した。

 前日に発表された8月ADP民間部門雇用者数が市場予想を大きく下回る弱い結果となり、8月雇用統計の下振れが懸念されたが、新規失業保険申請件数が34.0万件と市場予想の34.5万件を下回り2020年3月以来の最少となったことで、過度な景気下振れ懸念が後退した一方、FRBの早期テーパリング(資産購入の段階的縮小)開始を後押しするほどの強い結果でもなかったことで「適温相場」となった。米10年債利回りは前日の1.299%から1.285%に低下し、投資家の不安心理を示すVIX指数は16.41ポイントと前日比0.30ポイント上昇した。