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【USD】個人所得の掲示板

 7日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続落。終値は1.2109ドルと前営業日NY終値(1.2121ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。NY勢の参入後は米長期金利の低下などを受けて全般にドル売りが進むなか、24時前に1.2166ドルまで上昇した。もっとも、前週末の高値1.2178ドルの上抜けに失敗すると、その後は伸び悩む展開に。米政府が一部中国当局者に対して新たな制裁を課す準備を進めているとの報道が伝わるなか、ダウ平均の下落などでリスク回避の売りも進み、1.2108ドル付近まで押し戻された。

 ポンドドルは欧州時間に急ピッチで値を下げた反動から買いが先行した。英国と欧州連合(EU)の協議について根強い合意期待も相場を支え、一時は1.3370ドル台まで上昇。EU関係者筋から「(英国と)本日中の合意はないだろう」との報道が伝わると1.3290ドル台まで反落する場面があったものの、その後はすぐに下げ渋る展開に。ジョンソン英首相とフォンデアライエン欧州委員長の電話会談では合意に至らなかったものの、会談後の共同声明で「通商交渉の継続で合意」「ジョンソン英首相が協議の溝を埋めるため、ブリュッセルでフォンデアライエン欧州委員長と対面協議を行う見通し」などと伝わり、再び1.34ドル台を回復する場面も見られた。

 ドル円は反落。終値は104.05円と前営業日NY終値(104.17円)と比べて12銭程度のドル安水準だった。NY勢の参入後にドル売りが強まった流れに沿って103.92円の本日安値をつけたが、その後はポンドなど欧州通貨絡みの取引が中心となるなか、104.00円を挟んだ水準で方向感が乏しくなった。

 ユーロ円は反落。終値は126.00円と前営業日NY終値(126.32円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。NY時間に入って126.49円まで反発したものの、その後は本日安値の125.97円に面合わせした。総じてユーロドルや株価動向につれた動きとなった。

本日の参考レンジ
ドル円:103.92円 - 104.31円
ユーロドル:1.2079ドル - 1.2166ドル
ユーロ円:125.97円 - 126.49円