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【JPY】全国消費者物価指数の掲示板

(1日終値)
ドル・円相場:1ドル=110.01円(前営業日比▲0.01円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=130.25円(△0.33円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.1839ドル(△0.0030ドル)
ダウ工業株30種平均:35312.53ドル(▲48.20ドル)
ナスダック総合株価指数:15309.38(△50.14)
10年物米国債利回り:1.29%(▲0.02%)
WTI原油先物10月限:1バレル=68.59ドル(△0.09ドル)
金先物12月限:1トロイオンス=1816.0ドル(▲2.1ドル)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な米経済指標)        <発表値>  <前回発表値>
MBA住宅ローン申請指数(前週比)  ▲2.4%      1.6%
8月ADP全米雇用報告        37.4万人    32.6万人・改
8月米製造業PMI改定値        61.1       61.2
8月米建設支出(前月比)       0.3%     0.0%・改
8月米ISM製造業景気指数       59.9       59.5

※改は改定値、▲はマイナスを表す。

(各市場の動き)
・ドル円はほぼ横ばい。8月ADP全米雇用報告で政府部門を除く非農業部門雇用者数が37.4万人増と予想の61.3万人増を大きく下回ったことが分かると、米長期金利の低下とともに全般ドル売りが先行。23時前に一時109.88円と日通し安値を更新した。
 23時に発表された8月米ISM製造業景気指数が59.9と予想の58.6を上回ったことが分かると買い戻しが入り110.13円付近まで持ち直す場面もあったが、買い戻しの勢いは長続きしなかった。
 NY午後に入ると110.00円近辺で値動きが鈍った。新規材料難の中、市場では「テーパリング(量的緩和の縮小)開始の時期を占う意味で重要な、週末の8月米雇用統計の結果を見極めたい向きも多い」との声が聞かれた。

・ユーロドルは続伸。低調な米雇用指標をきっかけに全般ドル売りが先行。24時前に一時1.1857ドルと8月5日の高値に面合わせした。予想を上回る米ISM製造業景気指数発表後の下押しも1.1833ドル付近にとどまった。
 バイトマン独連銀総裁はこの日、「ユーロ圏のインフレ率が欧州中央銀行(ECB)予想を上回るリスクがある」「パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)は段階的に縮小すべき」などと発言。足もとでユーロ圏金融当局者からタカ派的な発言が相次ぐ中、市場では「ECBの緩和縮小観測が強まり、ユーロ買いを促した」との指摘があった。

・ユーロ円は4日続伸。ドル円の下落につれた売りが出て一時130.13円付近まで下押ししたものの、ユーロドルの上昇につれた買いが入ると130.45円と7月30日以来の高値を更新した。ECBによるPEPP早期終了の思惑が浮上する中、ユーロ買いが入りやすい面もあった。

・米国株式市場でダウ工業株30種平均は3日続落。低調な米雇用指標が嫌気されて売りが出たほか、「週末の8月米雇用統計を控えて景気敏感株中心に利益確定や持ち高調整の売りが出た」との声が聞かれた。半面、米金融緩和の早期縮小観測の後退でハイテク株には買いが入り、プラス圏で推移する場面もあった。
 ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は反発し、史上最高値で取引を終えた。

・米国債券相場で長期ゾーンは反発。予想を下回る8月ADP全米雇用報告を受けて買いが先行したものの、8月米ISM製造業景気指数が予想を上回ると売りが出たため、伸び悩んだ。

・原油先物相場は小反発。コロナ感染拡大が続く中、原油の需給不均衡に対する警戒感で売りが先行した。ただ、為替相場でのドル売り・ユーロ買いを受けて、ドル建ての原油は割安感から買い戻しが入った。この日の石油輸出国機構(OPEC)と非加盟の主要産油国で構成する「OPECプラス」会合では原油生産水準を漸進的に引き上げる既存の方針を維持した。また、米エネルギー情報局(EIA)の週間在庫統計で、原油在庫は716.9万バレルの取り崩しと予想以上に減少した。

・金先物相場は小反落。ADP雇用データが予想を大きく下回り、ドル売りが先行し、ドル建ての金は割安感から買いで反応した。ただ、その後に8月米ISM製造業景気指数が予想比上振れし、ドル売りが一服すると、金の買いも後退し、小幅安で取引を終えた。