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【JPY】日銀短観・四半期大企業製造業業況判断の掲示板

30日の日本株は続伸が期待されている。前日29日の米国株市場でNYダウは、前週末比98ドル高で終了した。

前日の週明けアジア市場からは、米国系ヘッジファド、アルケゴス・キャピタル・マネジメントの損失拡大や保有株の投げ売り懸念、融資金融機関の焦げ付き損失不安などが広がった。しかし、NY市場の後半にかけては、特殊な局地問題との見方が広がり、ショックは一旦の抑制となっている。

一方で米国ではバイデン米大統領が、一段のコロナワクチン接種加速方針を示した。NYではワクチン接種対象の年齢が引き下げられるなど、感染抑制への期待感が米国株をサポートした。
原油相場は上昇。スエズ運河の座礁は改善され、供給制約の懸念は後退したが、今週のOPECプラス会合での原油減産維持見通しが原油相場を支援している。

日本株はこうした要因が下支え要因となりやすい。日本株は実質的な新年度入りを迎えるなか、機関投資家による新規の日本株投資や外債投資が日本株のドルの押し目買いを後押しさせる。
ただし、30日は前日の配当権利取りの反動下落が想定されている。アルケゴス問題の余波や、他のヘッジファンドの類似損失なども警戒され、金融株などは売り圧力が持続する可能性もある。