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>>1231

ヴェリタス

・今こそ新興国  浮かぶ国・沈む国、見極める。
指標4 中国との結びつきの強さ、輸出力を左右。
東南アジアやブラジル、中国依存度高く。
新興国経済にとって無視できないのは、米国と中国という大国の存在。
世界1位と2位の経済規模を持つ両国との結びつきが近いほど、輸出面などで恩恵受けやすく、成長ドライバーとなり得る。
半面、両国への経済依存度が高いほど、米国の保護主義や中国経済の減速、長期化する米中貿易摩擦の影響を受けやすい。

米中への輸出依存度
メキシコ 対中輸出依存度 1.6% 対米輸出依存度 79.8%
トルコ 1.9% 7.7% エジプト 2.6% 5.1% インド 4.3% 15.4% アルゼンチン 7.9% 7.7%
南アフリカ 9.7% 7.5% ロシア 10.9% 3.0% ロシア 10.9% 3.0% フィリピン 11.1% 14.6%
タイ 12.4% 11.2% マレーシア 13.5% 9.5% インドネシア 13.6% 10.6%
ベトナム 16.6% 19.4% ブラジル 21.8% 12.3% ペルー 26.3% 15.6%

・今こそ新興国  浮かぶ国・沈む国、見極める。
指標5 人口ボーナス、内需の厚み映す
フィリピン・南アフリカ成長余地。
新興国の成長性を測る「物差し」となるのが人口動態。
人口の伸びは将来的な市場規模に直結する。
さらに生産年齢人口(15~64歳)が増える国では労働供給力が増し、住宅などをはじめとした消費支出も拡大。
総人口に占める生産年齢人口の比率が上昇し、15歳未満の若年人口と65歳以上の老齢人口の比率が低下する
「人口ボーナス期」を比較すると、新興国間の「年齢差」が見えてくる。
人口ボーナス期の終了が最も遅いのはフィリピンの「2062年」。人口は1億人を超え、内需も旺盛。
一方、タイ(31年)やベトナム(41年)では既に高齢化の兆しも。
アジアではインドも60年まで人口ボーナス期が続く。
南アフリカは25年頃から本格的なボーナス期を迎え、70年まで人口ボーナス期が続く。
半面、メキシコ(37年)やブラジル(38年)、ロシア(25年)など所得水準が高い国は早く高齢化が進む見通し。