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2160 ‐(株)ジーエヌアイグループの掲示板

おはようございます。今日のPROTAC関連ニュースです。

東京理科大学発のベンチャーで、PROTACという名前は使っていませんが蛋白質の分解で膵癌の治療を目指す会社の記事です。日本でもこの方法による創薬が話題になり、Cullgenの知名度アップにつながってくれることを期待します。

膵臓がん「分解」 新手法に挑む  
理科大発、原因たんぱく質に的  2019/6/6 日経産業

創薬スタートアップ企業のFuturedMeは、新しいタイプのがん治療薬の開発に乗り出す。がんの原因となるたんぱく質を分解する独自の手法を採用。たんぱく質や遺伝子の働きを阻害する従来手法だと難しかった、膵臓がんの治療に道を開く可能性があるという。「5年ほどで臨床試験(治験)を目指したい」(橋爪克弥社長)考えだ。

フューチャードミーは東京理科大学発の新興企業。同大の宮本悦子教授の研究成果を基に新型のがん治療薬を開発する。

同社が保有するたんぱく質分解技術「CANDDY(キャンディー)」では、生体内のたんぱく質を分解する「プロテアソーム」と呼ぶ酵素複合体を活用。
キャンディーで加工した薬剤が患者の体内で狙ったたんぱく質に結合。たんぱく質を分解する機能を持つプロテアソームを呼び寄せ、がんの原因となるたんぱく質を分解する。

膵臓がんのモデルマウスにキャンディーを施した薬を経口で3週間ほど投与すると、がん細胞の増殖を抑制する効果が確認された。

国内のがんによる死亡者は2017年で約37万人。日本の膵臓がん死亡者数は、肺がん、大腸がん、胃がんに次いで4番目に多い。

、、膵臓がんには有効な治療薬がなく、新薬の開発が求められている。

一般的にがんの治療薬の開発では、がんが増殖する原因たんぱく質を見つけ出し、そのたんぱく質の働きを阻害する化合物を作る。ただ、この手法だとたんぱく質の25%しかカバーできないとされ、応用の幅が限られる。

理由の一つはたんぱく質の形状にある。薬剤が結合しにくいたんぱく質の一つが、膵臓がん患者の95%で発現するとの報告がある「KRAS」。そのため膵臓がんの治療薬開発は難しかった。

宮本教授は18年6月にフューチャードミーを設立し、ベンチャーキャピタルのジャフコから約7億円調達した。

2160 ‐(株)ジーエヌアイグループ おはようございます。今日のPROTAC関連ニュースです。  東京理科大学発のベンチャーで、PROTACという名前は使っていませんが蛋白質の分解で膵癌の治療を目指す会社の記事です。日本でもこの方法による創薬が話題になり、Cullgenの知名度アップにつながってくれることを期待します。  膵臓がん「分解」 新手法に挑む   理科大発、原因たんぱく質に的  2019/6/6 日経産業  創薬スタートアップ企業のFuturedMeは、新しいタイプのがん治療薬の開発に乗り出す。がんの原因となるたんぱく質を分解する独自の手法を採用。たんぱく質や遺伝子の働きを阻害する従来手法だと難しかった、膵臓がんの治療に道を開く可能性があるという。「5年ほどで臨床試験(治験)を目指したい」(橋爪克弥社長)考えだ。  フューチャードミーは東京理科大学発の新興企業。同大の宮本悦子教授の研究成果を基に新型のがん治療薬を開発する。  同社が保有するたんぱく質分解技術「CANDDY(キャンディー)」では、生体内のたんぱく質を分解する「プロテアソーム」と呼ぶ酵素複合体を活用。 キャンディーで加工した薬剤が患者の体内で狙ったたんぱく質に結合。たんぱく質を分解する機能を持つプロテアソームを呼び寄せ、がんの原因となるたんぱく質を分解する。  膵臓がんのモデルマウスにキャンディーを施した薬を経口で3週間ほど投与すると、がん細胞の増殖を抑制する効果が確認された。  国内のがんによる死亡者は2017年で約37万人。日本の膵臓がん死亡者数は、肺がん、大腸がん、胃がんに次いで4番目に多い。  、、膵臓がんには有効な治療薬がなく、新薬の開発が求められている。  一般的にがんの治療薬の開発では、がんが増殖する原因たんぱく質を見つけ出し、そのたんぱく質の働きを阻害する化合物を作る。ただ、この手法だとたんぱく質の25%しかカバーできないとされ、応用の幅が限られる。  理由の一つはたんぱく質の形状にある。薬剤が結合しにくいたんぱく質の一つが、膵臓がん患者の95%で発現するとの報告がある「KRAS」。そのため膵臓がんの治療薬開発は難しかった。  宮本教授は18年6月にフューチャードミーを設立し、ベンチャーキャピタルのジャフコから約7億円調達した。