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私と経済の掲示板

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NY債券、長期債続伸 10年債利回り1.95%、一時2年8カ月ぶり低水準

3日のニューヨーク債券市場で長期債相場は続伸した。長期金利の指標である表面利率2.375%の10年物国債利回りは前日比0.02%低い(価格は高い)1.95%で終えた。一時は1.94%と2016年11月以来ほぼ2年8カ月ぶりの低水準を付けた。市場予想を下回る米経済指標が相次ぎ、早期の米利下げ観測が強まり債券に買いが膨らんだ。

米雇用サービス会社ADPが朝方発表した6月の全米雇用リポートで非農業部門の雇用者数(政府部門を除く)が市場予想ほど増えなかった。同月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数は市場予想以上に低下した。米景気の減速が意識され、早ければ7月末に米連邦準備理事会(FRB)が利下げに動くとの観測が一段と強まった。

欧州国債相場の上昇で、米国債相場がつれ高となる流れも続いた。欧州連合(EU)が2日に欧州中央銀行(ECB)の次期総裁に、金融緩和に前向きなラガルド国際通貨基金(IMF)専務理事を指名した。欧州債への買いが続きドイツの10年物国債利回りは3日に一時マイナス0.39%台と過去最低を更新した。

10年債の最高利回りは1.97%だった。

金融政策の影響を受けやすい2年物国債相場は横ばいだった。利回りは前日と同じ1.76%で終えた。

3日の米債券市場は、独立記念日の祝日前で短縮取引だった。