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ソフトバンクグループ(株)【9984】の掲示板 2020/02/23〜2020/02/24

インフル死者1万4000人中どれくらいの新型コロナ感染者がいるのか
すでに報道されているように米国内では2019‐20年の冬、季節性インフルエンザが猛威をふるっている。CDCによれば「患者数2600万人以上、入院者約25万人、死者約1万4000人」と推定されている。

米国は日本のような皆保険ではなく、医療機関の受診には高い費用が伴う。「風邪で外来受診すると5万円」レベルの自己負担が一般的であるため、一般庶民は風邪をひくと「たぶんインフルだな、流行っているし」と自己判断で自宅療養するケースが多い。

また、職場も「病院受診や診断書は不要、自己申告で病休可能」が主流である。よって、「2600万人のインフルエンザ患者」という統計の大部分は、症状のみで判断されている。

症状(特に初期)だけではインフルエンザと新型コロナの区別は困難だ。

インフルエンザの迅速検査キットは簡便性があるが正確性には限界があり、自己申告の“インフルエンザ”患者は簡易検査すらされていない可能性が高い。

そして、今回の検査方針転換によって、今までの統計上“インフルエンザ”と扱われてきた患者の中に、相当数の新型コロナ患者が含まれていたことが判明する可能性がある。

  • >>1484

    事実を把握すると、報道はミスリードなお話が多いことに気づきます。
    米国のインフルエンザ死亡者数は、例年よりもずっと少ないのです。

    【米国のインフルエンザによる死者数】

    2017-2018シーズン 61000人
    2018-2019シーズン 34000人です。
    今シーズン これまでに14000人(シーズン終了までの予想値は16000人)

    「アメリカのインフルは新型コロナだった説」は本当か?
    忽那賢志 | 感染症専門医
    2/22(土) 15:57

    死者1万人超「米国インフル猛威」は新型コロナかもしれない

    アメリカにおけるインフルエンザによる死者数が1万人を超えて猛威を奮っているが、これは実はこの中に新型コロナウイルス感染症が紛れており、それが死者数の増加に繋がっているのかもしれない、という論旨です。書いているのはフリーランスの麻酔科医の方のようです。

    医師が書いているといかにも正しいように思いがちですが、医師が書いた記事だからといって(特に専門外の医師が書く記事は)必ずしも正しい内容とは限りません(なので私も感染症以外の記事は書かないようにしています)。

    アメリカでのインフルエンザの患者の真の正体は、新型コロナウイルス感染症ではなくやはりインフルエンザです。

    「インフルエンザでの死者数が1万人を超えている」と聞くと、今シーズンは特に多くの方がインフルエンザで亡くなっているように聞こえますが、実際には過去と比較して増えているわけではありません。

    図はインフルエンザによる入院者数ですが、今シーズンは例年と同じくらいの入院者数であり、ここ数年で最も多い2017-2018シーズンを大きく下回っています。

    アメリカ疾病予防管理センター(CDC)によれば、アメリカにおける今シーズンのこれまでの死者数は16000人と推計しています。

    昨シーズンのインフルエンザによる死者数は34000人です。過去10年で最も死者数の多い2017-2018シーズンは61000人です。

    2010-2011シーズン以降、アメリカでインフルエンザの死者数が10000人を超えていないシーズンはありません。

    ですので、タイトルの『死者1万人超「米国インフル猛威」』自体がややミスリーディングと言えます。