投稿一覧に戻る (株)サハダイヤモンド【9898】の掲示板 2016/02/11〜2016/02/21 1007 hal***** 2016年2月22日 02:05 危ない! サハダイヤモンド 本誌に度々登場するサハダイヤモンド(JASDAQ上場・コード9898)ですが、別に経営危機に陥っているわけではありません。 確かに2014年3月期の通年決算は、経常収益が6800万円の赤字(前年は6億5900万円の赤字)、最終純損益が7億6000万円の赤字(前年は9億6600万円の赤字)だったのですが、ここ10年ほどずっと赤字なので、改めて驚くほどのことはありません。 じゃあ、何が危ないのか?ですが、順番に説明していきます。 サハダイヤモンドと中国人の関係は、7月1日付け「今年の株主総会いろいろ その2」に詳しく書きましたが、2011年5月にユーロスター・HKがサハダイヤモンドの新株予約権・6884万株(行使価格が何と5.2円!)の譲渡を受けたところから始まりました。 ユーロスター・HKとは単なるオフショアのペーパーカンパニーですが、その代表者(出資者)の姜(ジャン)氏は、中国のダイヤモンド販売会社・欧陸之星鑽石(英語名はユーロスター)の代表であり、ベルギー本社の世界的なダイヤモンド販売会社・ユーロスターの中国法人との触れ込みでした。 その姜氏がサハダイヤモンドの代表取締役社長を兼務して、姜氏を含めて中国側が取締約3名(全体で6名)を送り込んで、現在に至っています。 その新株予約権は、仲介した安東光輝(中国人です)らに直ちに3700万株が原価で譲渡され、それをテコに中国人グループがサハダイヤモンド株を猛烈に買い上げ、株価は同年7月に94円まで上昇しました。その過程で巨額利益が中国人グループの間で発生していたことになります。 さらに同年10月に中国人グループは新たに6500万株の新株予約権(行使価格33円)を引き受け、これも行使して21億円強を払い込みましたが、これらの株は(当初の5.2円のコストの株も含めて)いつのまにか売却されていたようです。 現在もサハダイヤモンドの代表取締役社長である姜氏の会社(ペーパーカンパニーですが)であるユーロスター・HKまでもが売却を進め、2013年9月には1583万株(発行済み株数の4.75%)まで減っていました。 そう思う2 そう思わない2 開く お気に入りユーザーに登録する 無視ユーザーに登録する 違反報告する 証券取引等監視委員会に情報提供する ツイート 投稿一覧に戻る
hal***** 2016年2月22日 02:05
危ない! サハダイヤモンド
本誌に度々登場するサハダイヤモンド(JASDAQ上場・コード9898)ですが、別に経営危機に陥っているわけではありません。
確かに2014年3月期の通年決算は、経常収益が6800万円の赤字(前年は6億5900万円の赤字)、最終純損益が7億6000万円の赤字(前年は9億6600万円の赤字)だったのですが、ここ10年ほどずっと赤字なので、改めて驚くほどのことはありません。
じゃあ、何が危ないのか?ですが、順番に説明していきます。
サハダイヤモンドと中国人の関係は、7月1日付け「今年の株主総会いろいろ その2」に詳しく書きましたが、2011年5月にユーロスター・HKがサハダイヤモンドの新株予約権・6884万株(行使価格が何と5.2円!)の譲渡を受けたところから始まりました。
ユーロスター・HKとは単なるオフショアのペーパーカンパニーですが、その代表者(出資者)の姜(ジャン)氏は、中国のダイヤモンド販売会社・欧陸之星鑽石(英語名はユーロスター)の代表であり、ベルギー本社の世界的なダイヤモンド販売会社・ユーロスターの中国法人との触れ込みでした。
その姜氏がサハダイヤモンドの代表取締役社長を兼務して、姜氏を含めて中国側が取締約3名(全体で6名)を送り込んで、現在に至っています。
その新株予約権は、仲介した安東光輝(中国人です)らに直ちに3700万株が原価で譲渡され、それをテコに中国人グループがサハダイヤモンド株を猛烈に買い上げ、株価は同年7月に94円まで上昇しました。その過程で巨額利益が中国人グループの間で発生していたことになります。
さらに同年10月に中国人グループは新たに6500万株の新株予約権(行使価格33円)を引き受け、これも行使して21億円強を払い込みましたが、これらの株は(当初の5.2円のコストの株も含めて)いつのまにか売却されていたようです。
現在もサハダイヤモンドの代表取締役社長である姜氏の会社(ペーパーカンパニーですが)であるユーロスター・HKまでもが売却を進め、2013年9月には1583万株(発行済み株数の4.75%)まで減っていました。