ジャパンシステム(株)【9758】の掲示板 2015/09/04〜2015/09/10

JS君頑張れ～!!
「サイバー新戦略を閣議決定　特殊法人も監査対象に」
政府は４日の閣議で、新たなサイバー対策指針「サイバーセキュリティ戦略」を決定した。「内閣サイバーセキュリティセンター（ＮＩＳＣ）」の権限を強化する。日本年金機構の情報流出問題を受け、ＮＩＳＣの監査対象を一部の特殊法人や独立行政法人まで広げる。税と社会保障の共通番号（マイナンバー）制度の円滑な導入に向けた対策の強化も明記した。
新戦略は2020年の東京五輪開催を見据え、今後３年程度の中長期の方針として策定した。菅義偉官房長官は記者会見で「近年、サイバー攻撃は進化している。新戦略は経済社会の活力向上や国民の安全・安心に暮らせる社会の実現、我が国の安全保障の柱となる」と強調した。
ＮＩＳＣは現在、中央省庁を対象にサイバー攻撃の監視・監査をしている。年金情報流出問題を受け、監視・監査対象を独立行政法人や特殊法人などにも段階的に広げる。対象拡大のために、今年１月に施行したサイバーセキュリティ基本法の改正案を早ければ秋の臨時国会に提出する。
改正マイナンバー法が３日、成立したことを受け、個人情報の流出防止対策の強化も明記した。ＮＩＳＣに国と地方を見渡したサイバー攻撃の監視・検知態勢を整備し、マイナンバー制度の円滑な導入を後押しする。
サイバー防衛への対応を強化する背景には、政府関連機関に対するサイバー攻撃の急増がある。14年度の政府機関への不正アクセスのうち、対処の必要があるとしてＮＩＳＣが各府省庁に通報した件数は、13年度の２倍の264件に増えた。
12年のロンドン五輪では公式サイトが２億回以上のサイバー攻撃を受けていた。東京五輪も標的となる可能性が高いため、サイバー防衛の強化を急ぐ。

日経Webより