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(株)ユニマット リタイアメント・コミュニティ【9707】の掲示板 2015/10/10〜2015/10/13

さらなる活躍に期待!超高齢社会で重要な役割を担うリハビリテーション専門職
2015/10/10 12:00

病気やケガから日常生活へ復帰するために欠かすことができないリハビリテーション。高齢者の増加に従って、その重要性は増していくばかりですが、日本のリハビリテーション医療は、質・量ともに向上してきたとはいえ、まだまだ欧米と比べると発展途上だといわれています。

1960年代には小児や骨折だけに対象が限定されていたリハビリテーション医療ですが、時代を経るにつれ、脳卒中や頭部外傷、心臓病や高齢者へと広がってきたという経緯があります。近年のデータで見ると、医療費の総計に占める入院時リハビリテーション費の割合は2000年時点の1.9パーセントから2014年時点では5.2パーセントと約3倍強まで増加。理学療法士をはじめとするリハビリテーション専門職人口も約5倍になるなど、充実した体制となってきました。

しかし、大きく急性期・回復期・生活期の3つに分けられるリハビリテーションでは、それぞれに課題も多く、急性期では病気専門医や看護師との連携が不十分な病院が目立つほか、回復期では多職種のチーム医療に携わる専門医が少なく、リハビリテーション専門職の技術も万全とは言い難いといいます。

また、生活期の通所・訪問リハビリテーションは在宅医療・在宅介護の高まりで注目を見せている一方で、身体機能訓練などを担当できるスタッフが足りないと専門家は指摘しており、日本中でさらなる拡充が必要不可欠だという意見が出ています。

今後の地域包括ケアシステムでも重要な役割を担うリハビリテーション専門職。多職種連携のキーとなるとも目されており、その知識や経験は介護予防や健康寿命の延伸にも生かされていくはず。今後の活躍にも大いに期待したいところです。