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東京電力ホールディングス(株)【9501】の掲示板 2017/03/29〜2017/03/30

>>785

‥‥‥続
 昭恵夫人は元々リベラルな思想で、原発問題などで安倍首相と意見が異なる「家庭内野党」だそうだ。それでも、「首相夫人という権力」に近寄ってくる人の思想を、いちいちチェックすることなどできない。普通の人間関係でも、相手の思想信条がわかるのは、しばらく付き合ってからだ。

 そこで思想信条が合わないと気づいても、人間関係をキッパリと切るというのは難しい。「政治家の妻」なのだから立場をわきまえろというかもしれないが、日本では、政治家の妻だからこそ、近寄ってきた人を簡単に切ることはできないという側面もある。夫の選挙のために、「誰にでもいい顔をする」のが政治家の妻の役割ともいえるのだ。

 昭恵夫人と籠池理事長夫人のメール交換が問題となっている。しかし、社交的な上に、元々SNSでの発信等も熱心に行っている昭恵夫人にとっては、普通のことなのだろう。気軽にいろいろな人とメールやSNSで交流していて、その一人が籠池理事長夫人だったということだ。昭恵夫人と籠池理事長夫人のショートメールのやり取りの全文が、自民党の西田昌司参議院議員の事務所から公開された。その内容は、確かに「口止めともとれる」ものではある。

 しかし、見方を変えれば、昭恵夫人は「逆切れ状態」の籠池理事長側を少しでもなだめようとフォローのメールをしていたように思える。ましてや、相手から送られてきたメールをスルーするのは、相手を更に怒らせてしまう心配がある。返事をしないというわけにはいかないだろう。慎重な言い回しをしなければいけないが、何か返事をしないといけないのだ。昭恵夫人のメールからは、そのあたりの苦慮の跡が見えるように思う。

 いずれにせよ、たとえ昭恵夫人の森友学園の交流がいろいろあったとしても、そこから彼女が「財務省を動かす」という仮説を証明するところまで因果関係を辿るには、あまりに距離が遠すぎて、証明のしようがないだろう。安倍首相と昭恵夫人の日頃の関係性から見ても、どこかの国の「占星術政治の女帝」のような要素を見つけ出すことは全くできない。

首相の100万円の寄付金の有無は
森友学園の問題の本質ではない