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ReYuu Japan(株)【9425】の掲示板 2018/12/11〜2019/04/15

>>912

通信料と端末料の完全分離を求める分離プランの義務化などを定めた電気通信事業法の改正案が3月上旬に国会へ提出される見通しになった。今後、割安な通信料でスマートフォンを使える一方、正価に近い金額での端末購入が必要となる。このため、携帯電話大手は中古端末の流通促進に向けた対応に迫られている。

「利用者は端末単体での料金を正確に認識した上で端末を購入するようになる。そのニーズに適した適切な選択が行われ、端末の選択肢の多様化が進むことが想定される」。携帯電話引き下げに向けた総務省の有識者会議がまとめた中間報告書の骨子案では、分離プラン義務化後の市場動向をこう分析する。

すでに総務省は中古スマホ流通促進に向けた手を打っている。自社で販売したスマホを他社の通信回線では使えなくする「SIMロック」について、9月から中古スマホでも解除するよう携帯各社に義務づけた。

それにいち早く対応したのがNTTドコモだ。20日から中古スマホでのSIMロック解除に対応。ドコモの中古スマホでもロックを解除すれば、KDDIやソフトバンクの回線を使う格安スマホサービスも利用できる。KDDIやソフトバンクも今後、対応する予定だ。この結果、消費者は中古スマホ販売店などで端末を安く購入してロックを解除すると、自分が好きな格安スマホサービスを契約できるようになる。

今後、中古端末の流通量が増えれば、中古端末の買い取り・修理業者も増え、中古車業界のような市場を形成する可能性がある。その際、全国に販売店網を持つ携帯電話大手がどう関わっていくのか注視する必要がある。