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川崎汽船(株)【9107】の掲示板 2024/02/10〜2024/02/14

>>326

再投稿ですが・・
13日の海事新聞のトップ記事のようです
記事を下記に掲載します。楽しいお休みの話題に~
2024年02月13日 デイリー版1面 
自動車船社、スエズ迂回で輸送台数減。収益押し下げ要因に

 スエズ運河につながる紅海・アデン湾の安全が確保できず迂回(うかい)を余儀なくされていることで、海運会社の自動車船事業の輸送台数が減少する見込みだ。航路変更による輸送コストの上昇は、サーチャージ(割増料金)などで運賃に転嫁しカバーする。一方、船腹不足に伴う輸送台数の減少は、長期化すれば収益押し下げ要因になる。荷主にとっては出荷計画の見直しを迫られるケースも出てきそうだ。

 ノルウェーの自動車船・RORO船大手ホーグオートライナーズは8日に2023年3月期決算を発表し、24年1―3月期の輸送量が過去数四半期の平均を下回るとの見通しを示した。

 輸送量の減少はスエズ運河が航行できず、輸送期間が長期化していることが主因。同社の過去1年間の四半期ベースの輸送量は、自動車や建設機械の旺盛な輸送需要を取り込み約400万立方メートルで推移していた。

 紅海周辺でイエメンの武装組織フーシによる船舶への攻撃が続いているため、自動車船社は船員や貨物、船舶の安全を最優先し、スエズ運河の通航を見合わせている。

 アジア―欧州間の海上輸送で、スエズ運河経由からアフリカ大陸南端の喜望峰経由にルートを変更すると航海期間は10日以上延びる。輸送効率が低下し、各社の輸送量が減少する形だ。

 輸送量の減少は自動車船オペの収益押し下げ要因になる。

 迂回による輸送費用の上昇は目先のコストアップ要因になるが、運賃に転嫁しカバーしていく考えだ。

 自動車メーカーなどの荷主は出荷計画の見直しを迫られている。「通常通り輸送できる地域に輸出先の変更などを検討しているところもある」

 自動車船は旺盛な輸送需要を背景に需給が逼迫(ひっぱく)した状況が続く。新造船の供給が限られるほか、豪州などの港で滞船が常態化し稼働率が低下している影響も大きい。

 イスラエルとパレスチナのイスラム組織ハマスが休戦に合意せず、海上物流の要衝であるスエズ運河の通航が難しい情勢が続けば、「運賃上昇のほか、自動車船のキャパシティー不足に拍車がかかる可能性がある」