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穴吹興産(株)【8928】の掲示板 〜2015/04/28

抜粋

安倍政権発足、リスク資産は日本市場に

今週(12/24-28)はいよいよ年内最終週となり、週末28日に大納会をむかえる。日本は天皇誕生日の振替え休日明けの25日から4日間、海外では25日が米国、欧州がクリスマス、26日はボクシングデーで欧州が休みとなる。そのため、国内外の機関投資家の資金流入が細る可能性がある。

しかし、26日に特別国会が召集され、安倍総裁が第96代首相に指名される本会議が開催される。来年1月15日には緊急経済対策を閣議決定し、同月中に召集予定の次期通常国会冒頭に12年度補正予算案を提出する方針を決めている。規模は10兆円程度になる方向で、織り込み済みではあるが、次期政権に対する期待感が押し目買いを強めよう。また、海外勢の資金流入は限られるとみられる一方、米国の「財政の崖」回避に向けた協議が混沌とするなか、リスク資産は日本市場に流れやすいとも考えられる。為替動向や主力銘柄の値動きを横目で睨みながらのスタンスとなろうが、強気姿勢は継続。日経平均の1万円大台キープで年内を締めくくりたいところである。

大型補正、物価上昇率目標2.0%導入、円安トレンドの継続が先高期待に

年明けは4日の大発会となるが、「財政の崖」の行方や米ISM製造業景況指数(2日)、ADP雇用統計(3日)などを受けた海外株式を見極めてのスタート。また、米雇用統計(4日)を控え手掛けづらい面はあろう。とはいえ、大型補正予算への期待や1月の金融政策決定会合での「物価上昇率目標2.0%」の導入への思惑が相場の下支えとなる。また、自民党の石破幹事長は、円安傾向が続く為替相場に関連し「1ドル85〜90円ぐらい」と、適正な為替水準に言及。米シェールガス革命など、円安トレンドの継続も相場の先高期待につながる。

そのほか、長期トレンドでは2009年以降のボックストレンドのレンジ上限を捉えた。月足の一目均衡表の雲下限が9650円辺りに位置しており、余程の波乱がなければ12月で雲下限をクリアする。長期的なトレンド転換をみせてくるため、テクニカル面での2013年相場への期待もある。