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野村ホールディングス(株)【8604】の掲示板 〜2015/04/28


[東京 26日 ロイター] - 前場の東京株式市場で日経平均は反発。好調な3月米消費者信頼感指数を受けて米経済に対する前向きな見方が広がり、前日の米国株が上昇。きょうは3月期末の権利付き最終売買日で、配当取りへの期待感も支援材料となり、日経平均は朝方に節目1万4500円を回復した。

ただ200日移動平均線(1万4513円01銭=26日前場)を超える局面では戻り売りが強まりやすく、朝方の買い一巡後は伸び悩んだ。

米ダウ.DJI反発などを背景に日経平均は序盤に前日比で100円を超える上げ幅となったが、買いは続かなかった。引き続きウクライナ情勢など地政学的な緊張の高まりや中国の成長鈍化をめぐる懸念がくすぶっているうえ、格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)によるブラジル国債の格下げなどが不透明要因という。先物にまとまった売りが出ると日経平均は下げに転じる場面があった。

もっとも個人投資家を中心に配当取りの動きもみられ、底堅さは維持した。日経平均の予想PERは14倍台前半と割安圏にあり、下値を売り込みづらいという。東洋証券ストラテジストの檜和田浩昭氏は「投資家は年度末を前に積極的には動きづらく、基本的にはレンジ相場が続いている。4月以降の消費増税の影響を見極める必要はあるが、新年度入りすれば、新たな資金流入への期待感が高まりやすい」と述べた。

個別銘柄では、キリンホールディングス(2503.T: 株価, ニュース, レポート)が反発。26日付の日本経済新聞朝刊は、同社が2015年12月期の年間配当を今期予想より2円以上多い40円以上とする方針と報じた。来期末までに数百億円規模の自社株買いの追加実施も検討するとしている。株主配分の拡充に期待する買いが先行した。14年3月期利益予想を上方修正した日本コンベヤ(6375.T: 株価, ニュース, レポート)も高い。

東証1部の騰落数は、値上がり1077銘柄に対し、値下がりが605銘柄、変わらずが116銘柄だった。