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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2021/01/08〜2021/01/12

12月の銀行預金9.3%増の802兆円 過去最大の伸び・残高

日銀が12日発表した2020年12月の貸出・預金動向(速報)によると、全国の銀行の預金平均残高は前年同月比9.3%増の802兆8673億円だった。伸び率、残高ともにこれまでで最も大きくなった。企業が手元資金を確保するために社債を発行しているほか、設備投資の圧縮や経費の抑制で支出を抑えており、法人預金が増加している。

業態別にみると、メガバンクなどの都市銀行は10.3%増の427兆1672億円、地方銀行と第二地方銀行の合計は8.2%増の375兆7001億円だった。残高はいずれも過去最高を更新し、地銀・第二地銀では伸び率もこれまでで最も大きかった。銀行全体の伸び率は11月も9.0%に達していたが、12月はこれを上回った。

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う経済活動の落ち込みに対応するため、企業の間では手元資金を厚めに確保する動きが続く。足元では首都圏に緊急事態宣言が発令されるなど、感染再拡大の影響が大きくなり始めている。日銀は「(飲食店の時短営業に伴う協力金など)広い意味での財政出動が、先行きの預金残高を押し上げる可能性もある」としている。

12月の全国の銀行と信用金庫の貸出平均残高は6.2%増の577兆6393億円だった。伸び率は11月から横ばいだった。残高は過去最高を更新した。