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(株)三菱UFJフィナンシャル・グループ【8306】の掲示板 2020/02/27〜2020/03/04

事件の始まりは3人の女子高生の“雑談”

信用金庫が倒産しかけるほどのデマは、3人の女子高生の「雑談」から発生した。豊川信用金庫に就職が決まった1人の女子高生に対して、友人2人が「信用金庫は危ない」とからかった。発言にある「危ない」とは経営状態ではなく、「銀行強盗が入ることもある」という意味だ。

しかし、からかわれた女子高生はこの冗談を真に受け、家族に「信用金庫は危ないのか」と相談をした。家族もこの発言を、経営状況のことと判断し、信用金庫の近くに住む親戚に問い合わせた。女子高生の家族から相談を受けた親戚も、周囲の人間に豊川信用金庫の経営状況を聞き始めることに。

ここから噂は口コミにより驚くべき速さで伝わっていく。当初は「豊川信用金庫の経営状況は危ないのか」という疑問が、人から人に伝わるうちに「豊川信用金庫の経営状況は危ない」という断定調に変化。噂を聞いた人の中にアマチュア無線愛好家もおり、無線でこの噂の拡散に拍車をかけた。そして多くの人が「信用金庫の経営状況は危ない」と誤解して、預貯金を引き出す行為に走ったのだ。

この事件の恐ろしさは、誰一人悪意を持って噂を広めたわけではないこと。そして、情報がいつのまにか変化したことにある。現在はSNSという誰もが情報を