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阪和興業(株)【8078】の掲示板 2019/09/04〜2022/04/06

スクラップの高騰に起因した電炉品種の価格上昇も落着きを取り戻しそうです。
物件量が低迷している中、同社は低価格の在庫を武器に幾分かシェアーを拡大、利益は空前の上期。さて、下期はどう展開するのでしょうか?

今回の市況上昇は電炉品種(異形棒鋼、アングル、チャンネル他)。高炉品種の
市況上昇は限定的です。例えば、H形鋼は異形鉄筋+15~25/kgが通常ですが
今回はほぼ同価格にて推移しております。
頼みの在庫NETもそこそこ上昇したと思われます(昨年9月からスクラップが上昇
一年が経過)。
在庫は諸刃の刃で、NET価格が低いときは最強の武器になりますが、高いと相場が下げに転じたとたん、ただのお荷物になります。老婆心ながらいつまで相場は続くのでしょうか?

ちなみにスクラップ上昇起因の相場は
1 ショート取引の電炉メーカーは大きく赤字をだします。
2 在庫を持っている商社、専業問屋は大きく業績を伸ばします(数量、利益)。
3 在庫を持たない商社、問屋は赤字は出しませんが、販売数量を落とします。

つまり、ロング取引の商売形態が利益を出します。電炉メーカーのようにショート
取引は、相場が下げに向いたときに利益を出します。高炉メーカーは電炉の高炉品種(H形鋼、コラム、鋼板等)に引っ張られ利益を出します。

スクラップヤード業者は一時に比べ、在庫が増えています。入出庫のトラックの
台数が増えています。

鉄鋼製品市況は予測できません。ただ、株と同じく 「上がったものは下がります。下がったものは上がります」。鉄鋼需要は少ないようです。