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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2022/01/23〜2022/02/21

このタイミングでの自社株買い発表>について

拙稿993(1/22)を整理のうえ 訂正します

 今回の自社株買いは あくまでも超短期的な効果を狙った岡藤氏の巧みな深謀とみるのは当然であるが その狙いは 前期に続いての商社三冠王の継続にあるが その可能性は下記判断にある。。

1)同社の今期純利は8000億円を超す見込みにある
2)資源絶好調とはいえ 商事には 電力ソリューション ミャンマー関連など   で不安材料も多々ある筈(この辺の情報は掴んでいるのではないか) また 資源という水物を考慮して 来期への利益繰り越しなどの可能性もある 従い今期の商事の利益は最大8000億円ほどにとどまるのではないか
3)自社株価が回復すれば 1億株という発行株数の差もあり 時価総額では充分勝算はある  (事実 現時点ではすでに時価総額逆転は達成されている)
4)商事との株価差は 自社株買い発表前日の 1月19日の引けでの413円の差が昨日21日の引けでは148円と縮まっており 逆転はそう困難ではない

 この考えが功を奏すかどうかは商事の対応次第であり 2月3日の3Q決算時に商事が対応策を打ち出してくる可能性はあるが 同社が対応するとすれば 結局は自社株買い あるいは 増配となるが 自社株買いは消却を原則とする商事にとって資本金の減少につながるだけに いまはやりたくない筈 ましてや 伊藤忠に追随したと揶揄されたくはないとなれば 増配 となる。 

 同社は累進配当制度を継続しているが 前期の同社最大の業績不振にも拘らず 増配を行った通り 累進配当について 同社は各期での原則増配を意味することであり 利益に対応したものではないと説明している したがって 2Q決算で発表の142円からの積み上げがされるかが注目される

配当積み上げとなれば150円 あるいは 今期利益増大に合わせた 特例として160円への増配が投資家からは期待されるとみられるが 一方 商事は 前期で商社4位を甘んじたように もはや 短期的な順位へのこだわりは捨てているともされている為 案外 格別な対抗策は取られない可能性もあるのかもしれない。

  • >>8

    stockboyさん
    貴殿程、財務分析に長けてはおりませんが、再載です。私の当日の直感は落ち着いて考えても、今も変わりません。


    >仕事を終えて帰宅し、改めて、敢えてこの時期での自社株買いの発表の意味を(さほど深い洞察ではない批判を承知で)勝手に考えてみました。
    ・3月末の株価
    ・配当金の節約
    ・過去の自社株買いの謗りに正面から向き合い、有言実行の再評価狙い
    ・第3Q決算(事実上の本決算)への自信
    ・バークシャー買い増しを確信し公表前の発表の必要性
    ・新執行体制の投資家へのご挨拶代わり(岡藤CEO体制継続の理解と承諾)
    ・同業他社とのここもとのパフォーマンス差分解消

    経営陣の株価へのこだわりは、決して浅ましくなく大いに結構で個人投資家にとっても極めてありがたい事。
    私は目先の株価には一喜一憂しませんが、それでも上場来高値更新は素直に嬉しい。