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伊藤忠商事(株)【8001】の掲示板 2018/03/09〜2018/05/02

「実はネット企業がファミマを狙っていた」。岡藤氏は会見でこう明かした。リアル店舗の価値に気づき始めたネット大手が参入する前に、子会社化を決めたという。
 鈴木社長は想定するライバル企業について「これまでプレーヤーじゃなかったところ。ネット通販大手だ」と答えた。米アマゾン・ドット・コムなどが念頭にある。三菱商事や三井物産がライバルではないとは言わない。ただ、目線はもはや国内競合を飛び越え世界のネット企業にある。
 伊藤忠は資源に強い他の商社と違い生活消費分野が生命線。アマゾンなどの動向に危機感をより強めるのも当然かもしれない。今後は、生活消費分野を超えてデジタル時代の総合商社の方向性を探る。
 象徴のひとつが中国のシリコンバレーと呼ばれる深圳で4月に開いた事務所だ。あらゆるモノがネットにつながる「IoT」、人工知能(AI)、フィンテック、電気自動車、ドローン――。スタートアップ企業や大手と協業してノウハウを獲得するため、まず人脈づくりを始める。同様の機能を持つ米シリコンバレーの拠点とともに技術を吸収する。
 新しい伊藤忠をどうつくるかは、情報・金融部門の出身である鈴木社長の腕の見せどころだ。岡藤氏からバトンを受ける際、デジタル分野の経験を生かすことを期待された。
 IoTやAIを使い、7つの営業部門を効率化する組織をこのほど立ち上げた。中計では3年後までの数値目標を織り込まなかったが、19年3月期は3期連続で純利益の最高を更新し4500億円を目指している。
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伊藤忠は結構ぎりぎりのオペレーションを続けて新たな道を模索中だということだろう。