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セーラー万年筆(株)【7992】の掲示板 2021/06/05〜2022/02/10

少し長期的なスパンで見ると、大底99円からじわりじわりと下値を切り上げて株価は上にですね。

今朝はご当地インクの記事が目に止まりました。
有名なのは神戸の文具店が展開するご当地インクですよね。よく売れてるそうですよ。
セーラー万年筆がOEM供給してるインクですけどね。
セーラーは全国の文具店からご当地インクを受注してるそうです。
セーラーには石丸さんという唯一無二のカリスマインクブレンダーがいるからでしょうね。

誤解している方もいるかもしれませんが、高級万年筆にしろインクにしろ昨日今日取り組んできたものじゃないんですよね。
2015年頃には既に記事にもなってますし、石丸さんはインクブレンダーとしてコツコツと全国を回ってきました。

徐々に徐々にその効果が出てきました。
私はコロナでその流れが加速したと考えています。
コロナは私達の価値観を変えました。それはすなわち、人間はソーシャルな生き物で孤独だと幸福感を感じることができないという事実の再確認です。
デジタルを推し進めてソーシャルディスタンスは確保できたとしても、それは決して幸福感には繋がらないんですね。

故に人はアナログに回帰するんです。万年筆、インクの匂い、旅の記憶…中高年だけでなく若い世代も巻き込んだ老若男女を問わないアナログ文化の復権が世界で起こってるんですね。

ついに時代のニーズとセーラー万年筆の戦略がバシッと一致したんです。
プリンターはインクビジネスと呼ばれました。安全カミソリで確立された本体は安く売って、消耗品で儲けるビジネスの典型です。
最近は頭打ち感がありますが。

万年筆は高級な本体も売れ、血液より高いと言われるインクも売れる優秀なビジネスモデルです。
コロナが終息しても、変わってしまった価値観は元に戻ることはないでしょう。
デジタル化は今後も進み、人は更にアナログを求めることになります。

故にセーラーの業績は向上し株価も上を目指すというロジックです。