任天堂(株)【7974】の掲示板 2022/04/20〜2022/05/02

人間には、情報処理能力の上限があります。コンピュータの技術がいくら向上しても、ある上限を超えて提供される情報は、人間の処理能力を超えているため、捨てられてしまい、意味がなくなります。

これは食事の量に例えると分かりやすく、米を一升もどんぶりによそわれても、その半分も食べられません。

コンピュータの処理能力も、２０年くらい前に、人間の処理能力の上限に達してしまい、そこからは高性能化を目指すのではなく、同じ性能で、小型化を目指すように、進歩の方向を変えています。

そして今の限界の姿がスマホとなっています。要するに、スマホの画面サイズや解像度や情報処理能力くらいが、人間がなんとか利用できる処理能力の上限だということです。

そしてスイッチは、そのスマホの技術に準拠して作られていて、情報処理能力もスマホと同水準です。

このことからも、スイッチがこれから、さらに高性能化しても、それは過剰な性能であり、利用者の幸福には繋がらないことが分かります。幸福になるのは一部のマニアだけであり、それは任天堂の主要な顧客ではありませんから、無視することが得策です。


これが、どういうことを示すかというと、スイッチの基本的な仕様は、これで完成であり、これから先、１０年経っても、１００年経っても、スイッチの仕様はそれほど大きく変化しないということです。

もちろん少しはアップデートされます。しかし、それは今の１０倍くらいの高速化でしかなく、しかもソフトの互換性を損ねるような無理筋の高速化ではなく、ソフトの互換性を最優先にした、ソフトの連続性のある高性能化となります。

そのため、任天堂のソフトは、これからは全てが蓄積されます。一年で２０本のソフトが開発されるとして、１０年で２００本のソフトが蓄積され、１００年で２０００本のソフトの蓄積となります。

さらに、開発要員の増強が続き、１０年で１万人くらいの増員が進められ、次の１０年ではさらに採用が増え、２０年では４万人の増員が進められます。

そしてその、開発要員の人件費は、全てソフトに姿を変え、それが価値の高いソフトライブラリとして蓄積され、任天堂の資産価値を高めます。