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任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/11/30〜2021/12/06
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>>1013
アシカさんのコメントはいつも興味深く拝見し、そうなれば良いなと、長期保有方針の小生にとって大変参考にさせて頂いています。
ただ一点、どうかなと不安に思うこと、それは競合他社とていつまでも手を拱いてはいますまい。そうするとこの倍数理論は根底から崩れることになります。
この辺りの技術的な確度は、どのようにお考えか、お聞かせ頂けませんでしょうか
あしか 2021年12月6日 16:01
アナリストはハードだけを見ているようですが、コンピュータの世界では、ハードは素材に過ぎず、価値の主体はソフトです。そのソフトとはOSを含み、クラウド上の顧客基盤を含む仮想的な世界全体となり、その開発と発展が価値の根幹になります。
別の言い方をすると、ハードは小麦粉のようなものであり、代替可能な素材でしかありません。
価値の主体は、その小麦粉で作った製品ブランドというソフト的な世界です。アナリストはその仕組みが見えず、素材としての小麦粉のことばかりに注目しています。そんなだから阿呆リストと言われるのです。
戦後の食糧難の時代には、小麦粉を焼いたパンにも価値がありましたが、今ではそんなものに付加価値はありません。その戦後の焼け跡の価値観で生きているのが、阿呆リストということです。
そして、スイッチになって、ソフト的な価値は、いよいよ本格的に仮想空間に向かいに離陸をすることになります。
その入り口が1億人の顧客アカウントの確保になります。
実は、この顧客数を狙い、NVIDIAもグーグルもテントセントも挑戦しましたし、マイクロソフトやアップルやアマゾンも挑戦の準備はしていたはずです。今もしているのかもしれません。
しかしそのどれもが1億人というスタートラインに立てずにいます。それは魅力的なソフトを用意できなかったからです。ハード環境は、任天堂よりも先に用意できていたのですが、そこで低迷しています。各社のスティクTVもその挑戦の一部でしょう。
任天堂は、スイッチがピークアウトしないことで、これから2億台、3億台、5億台と端末を増えせますし、売り上げを伸ばせますし、その売り上げをソフトの強化に資金を再投入できます。
こうなると、もう自己燃料で飛びつづける永久機関を搭載したロケットのようなものであり、安定軌道を顧客数の上限まで乗せて、永久に飛行し続けます。その顧客の上限とは、最低でも10億人ということになります。
売り上げで20兆円ということです。
もちろんアメリカ政府などからの制限を受けますから、どこかでブレーキをかけますが、それはまた先のことです。