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任天堂(株)【7974】の掲示板 2021/06/26〜2021/07/05

「任天堂(7974)」本決算
売上高1兆7589億1000万円(前年比+34.4%)
営業利益6406億3400万円(同+81.8%)
当期純利益4803億7600万円(同+85.7%)
と絶好調の決算が発表されました。
任天堂(7974)の企業規模を考えると、
営業利益が前年比+80%は異常値ですね。
そんな絶好調な決算内容を発表した任天堂(7974)ですが、
決算発表明けの7日の株価は、どうなったでしょうか?
実は、株価は下がりました。
前日比-1.94%の下落となっています。
これほど好決算を出しているのに、
なぜ株価は下がったのでしょうか?
勘の良い方ならすぐにわかるかもしれません。
下がった理由は、、、
【来期の業績予想」
です。
来期の業績予想を、
売上高1兆6000億円(前年比-9%)
営業利益5000億円(同-22%)
当期純利益3400億円(同-29.2%)
と大幅な減収減益予想を出したからです。
前期(2021年期)は、コロナ禍であったことから、
多くの人が家から外に出ずに、巣篭もりしていました。
その結果、普段はゲームしない層が
新たにゲーム機を購入したり、ソフトをどんどん買いました。
もともとゲームをしている層も、
家にいる時間が長いことから、
ゲームにかける金額が多くなりました。
その結果が、前期の異常ともいえる決算内容です。
1年まるまる巣篭もりといった状態でしたので、
任天堂(7974)にとってこの1年は、
今まで経験したことないほど、
良好な事業環境であったと言えるでしょう。
将来同様の環境になる可能性は非常に低く、
これは私の考えですが、
2021年期の売上、利益を超えることは、
もうないのではないかと思います。
よっぽど革新的なゲーム機が出ない限りは、
もう更新不能と言えるでしょう。
コロナ禍に入る前の株価は50000円台が最高でしたが、
コロナ禍の最中に一時68830円まで上昇しました。
現在は60410円ですが、
もう68830円を超えるのは難しいのではないでしょうか。
株価上昇する理由の多くは、
「将来的にもっともっと成長するのではないか?」という期待感です。
しかし、任天堂(7974)のように、
史上最高ともいえる決算が出てしまうと、
その期待感というのは薄れてしまいます。
過去の金字塔がネックになって、
良い決算が出てもがっかりされてしまうのです。
実際、来期の業績予想も、
コロナ前の決算と比較すると、非常に良い数字です。
しかし、それでは投資家は満足しないのです。
投資家って欲が深いですよね(笑
任天堂(7974)のように2021年期の決算が、
コロナ前と比較して良すぎる銘柄は、
逆に2022年期は苦しい株価展開になりそうです。
おそらく今週の決算発表する銘柄でも、
同じような動きになる可能性が高そうです。
もし、2021年期の決算が異常に良い銘柄への投資を考えている人は、
任天堂(7974)を参考に、本当に投資をしてよいか一度再考してみてください。
2022年期が2021年期の決算を超えられなさそうなら、
あえて、今投資する理由はないと言えるでしょう。

これは少し前になりますが、著名なシステムトレーダーの記事で、
この様な事実を突きつけられると、多くの投資家は任天堂を投資対象除外、もしくは、あまり期待しない、
デイトレーダーやディーラーはともかく、
成長期待投資家に逃げられたら、今後価格維持が難しいか、2008年の暴落も視野に入れておいた方が賢明かも?

  • >>1015

    「よっぽど革新的なゲーム機が出ない限り」と書いてる時点でハードとソフト一体型のゲームビジネスを分かっていないのかなと。あえて言うなら任天堂に必要なのは「革新的なゲームソフト」ですね。ハードとソフトでは同じ売り上げでも利益は段違いですから。テトリスやマインクラフトのような革新的なゲームを生み出せたなら、上場来最高値は余裕ですね(^ω^)

    そこまでハードルを上げなくても、今後出る続編も過去に高い評価を受けているので、かなりの売り上げは期待できますし、何よりローンチで発売されたゼルダやマリオカートがまだランキング上位にあるわけですから、発売から積み上げた過去の良質なソフト資産を新規はもちろん既存ユーザーにいかにして購入してもらうかが、今年の業績の大きな鍵ではないでしょうか(^ω^)