ここから本文です
Yahoo!ファイナンス
投稿一覧に戻る

任天堂(株)【7974】の掲示板 2019/06/29〜2019/07/04

>>802

【日経の燃料投下記事】

新聞や経済誌の記事で,ある程度の主観はまぁ仕方ないかとスルーするところですがこの丸山氏の記事はさすがにひどいですね。

過去の記事を拝見するにソニーに詳しい記者のようなのでそこだけ書いておけばいいものを,箔をつけようとして慣れない任天堂に言及したのか,まともにデータを扱うことすらできないことを露呈してしまいました(それを全面スルーでゴーサインを出す上司もどうかと思いますが)。

WSJの望月氏まで(おそらくネタとして)取り上げている始末なので今更なのですが,炎上の主燃料である「世界で3か月足らず900万本 vs. 日本で年間299万本」以外の部分で,任天堂株主として以下の点を指摘しておかねばならないでしょう。


>ファミ通によると、

「ファミ通によると」じゃなくて,任天堂の決算参考資料くらい確認しなさい。公式には353万本と発表しているはずです。

>年間299万台。

ソニーさんのスパイダーマンと同様,スマブラも普通は「本」で数えます。ブロック崩しじゃあるまいし,スマブラという名前のゲーム機を売ったわけではありません。


任天堂の株主としても呆れますが,日経に購読料を支払っている読者としても実に情けない限りです。

  • >>809

    【ちょっとフォロー】

    日経新聞の丸山記者の記事について,ちょっとおもしろいことを指摘している部分もあるのでフォローしておきます(彼の本来の意図とは異なるでしょうが)。記事の中に次のような一節がありました。

    ーーー引用ここから
    エンタメ事業の成長は、映画、ゲーム、グッズなど部門をまたいで縦横無尽に稼げるスパイダーマンのようなIP(知的財産)をどう育てるかにかかっている。期待が高まるのがゲームを映画に展開するパターンだ。
    ーーー引用ここまで

    「IPを育てる」ことに関して,任天堂に関係する人であれば誰もが一家言あることでしょう。その点について任天堂は並々ならぬ努力を続けていますし,その成果も全世界の知るところです。

    一方で「IP」についてソニーやグーグルなど別のプラットフォーマーとの関連で語られるとき,その多くは札束の殴り合いで権利を獲得したり自陣営に囲い込んだりする話が中心になっているように思います。必然的に「育てる」というのも,自社ではない誰かが生み出したキャラをいかに収益に結び付けるかという文脈になります。

    IPの創造と育成に目を向ければ,任天堂とソニー(や他のプラットフォーマー)は全く違うビジネスをしている企業であり,同じ土俵に乗せて論じることが無意味であることはすぐわかるはずです。なのにその点を踏まえずに何となく「ビデオゲーム」のくくりで「任天堂 vs ソニー・MS vs グーグル・Apple」みたいな構図でこの先の趨勢を論じようとするのは無理がありますし,それで盛り上がっている姿は滑稽ですらあります。

    もっとも,その視点がないがゆえに現状でも「なんで任天堂がこんなに高値なんだろう」などと間の抜けた論調を展開する向きが(証券会社の中にすら)いるおかげで,信用取引などの株遊びで儲ける余地をたくさん提供してもらっているんですけどね。