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KIMOTO【7908】の掲示板 2015/04/28〜2016/11/03

まずは東レ(東レはKUMOTOの大株主)


エアバス社、ボーイング社のどちらの予測でも、今後20年間で、航空機は新たに3万機から3万5千機ほどつくられるようだ。金額に換算すれば500兆円に迫る。

 その背景には、東南アジアや南米がけん引する経済成長とLCCの世界的な活況がある。

 航空会社にとって燃料費の軽減は各社必須の課題である。環境問題に対する意識の高まりを考えれば、燃費効率の高い航空機に人気が集まるのは当然のことだ。

 鉄に比べ重さは4分の1、強さは10倍、硬さも7倍、おまけにさびないという夢の新素材の炭素繊維は、全日空がローンチカスタマーとしてボーイング社とともに開発にも携わったボーイング787でも目玉になった。機体の構造材の50%を炭素繊維複合材が占めるこの航空機は、3%ほどしか使っていない767という機材に比べ、大幅な軽量化を可能にし、20%もの燃費の向上に役立った。さらに、耐久性が増したことで、メンテナンスコストが減少するなどメリットは多い。

 東レは、エアバス社を傘下に収めるEADS社と炭素繊維の供給では2011年から15年間の長期契約を結ぶ一方、ボーイング社とも東レ独自の技術を導入したことで単独供給を行う。