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南海プライウッド(株)【7887】の掲示板 〜2015/04/28

>>791

私も割安株が好きで、日東エフシーやソフト99は持っています。
どちらかというと割安&優待で購入した銘柄です。
日東は800円近くで購入し塩漬けですが、ソフト99は買値が450円弱と十分利が乗っています。ソフト99はいつも売却候補にするのですが、まだまだ割安と思い、なかなか手放すという判断にはなっていません。

さて割安株への対処について私なりの考えを整理してみます。
株主の権利を調べると、会社法で
一 剰余金の配当を受ける権利
二 残余財産の分配を受ける権利
三 株主総会における議決権
と規定されています。
一方投資家の利益として、キャピタルゲインとインカムゲインという言葉が使われています。
株主の権利と投資家の利益がクロスオーバーする部分は、「剰余金の配当を受ける権利≒インカムゲイン(配当)」です。
会社は株価を上げる事については責務は無いのです。ただ投資家が売買しやすくするための便益、株式分割や投資単位の引き下げなどは努力義務はあるでしょう。
そうなると割安株にどう対処するのか
会社側に求めることとしては
①配当を増やすように働きかけを行う
②自社株買いを働きかける(結果としてPER/PBRの一層の改善による価値向上)
の二点に集約されるのではないかと思います。
一方投資家としては、割安株である状態が続く限りその会社の株を買い続けるという手法も考えられます。
ただ割安株は商いが細く、たくさん買うとEXITが難しくなる事も注意が必要です。

要は配当の出せそうな割安株をじっくりと購入し、あわよくばインカムゲインで儲けるというのが理想形なのかと思います。

  • >>792

    私も同じ考えで、中長期投資目的で投資をしています。私も「配当の出せそうな割安株をじっくりと購入し、あわよくばインカムゲインで儲ける」というスタンスです。あえて付け加えるなら、「あわよくばキャピタルゲインも楽しみにして、気長に待つ」という所でしょうか。

    ゲーム的な感覚での短期投資は、それはそれで面白そうなのですが、中長期での投資リターンの期待値という観点では、証券会社への手数料のマイナス分、上述の投資スタンスの方が有効な戦術だと考えています。

    「株主の権利」に関して挙げていただいた3つに関して、オーナー系の大株主と少数株主での利害対立を考えたとき、一 剰余金の配当を受ける権利と二 残余財産の分配を受ける権利に関しての、リターンを要求する時間軸・時期が違うんだと思います。

    つまり、南海プライウッドさんのような企業の場合、現時点で大きなシェアを握るオーナー関係者側は、会社の法人としての長期安定を求め、会社側に利益を蓄える事にメリットを感じる一方で、オーナー以外の株主は短期のリターンを求めるから、配当額要望額は、前者よりも後者の方が大きい値になり、残余財産に関しては、後者(少数株主群)は、極論すれば「こんな低株価が続くなら、いっその事解散して財産を売り払ってほしいくらいだ(怒)!!」と考えます。

    経営者との対話だけでなく、その株主同士の利害対立の調整の場でもあるのが株主総会であり、
    三 株主総会における議決権
    の、持ち株数に応じた議決権配分による、議案の提案、議決権の行使という仕組みがあるんだろうと思います。

    こうやって突き詰めて考えると、大株主であるオーナーが、ある一定以上の支配権を持つなら、そもそも上場には意味がない、という事になるんでしょうね。

    ただ、何らかのイベント、外部/内部からの変化が起こる可能性もあり、そういう事が起こると、「キャピタルゲイン」が発生する事もあると思います。その発生確率、上昇幅、要するコスト、キャッシュの拘束期間、株の売り買い作業に要する手間・時間、これらのバランスを考えたとき、普通のサラリーマンが本業の私も、割安株が好きで、ずっと割安株一筋10年以上になります。