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(株)SCREENホールディングス【7735】の掲示板 2024/04/13〜2024/04/19

昨日2時以降の急落の要因となったASMLの決算。
売上高が、前年1Qの72億3000ユ―ロから52億9000ユ―ロへと19億4000ユ―ロ減少。1ユ―ロ=164.64円で換算すると3194億円の減少となる。
しかしながら、ピーター・ウェニンク最高経営責任者(CEO)は声明で「2024年通期の見通しは変更しない。業界は不況から回復が続いており、下半期は上半期よりも好調に推移すると見込んでいる」と表明。24年は「移行の年」だと述べている。
主力製品のEUV露光装置は、極めて高額で1台当り平均価格で約390億円、最先端の2ナノ半導体用だと500億円を超えるので、売上高の減少額3194億円は、2ナノ用だと6台分に過ぎない。
製品の納品時期は、四半期毎にバラツキがあるのは当たり前で、通期は変わらないのだから問題ない。受注見通しが市場予想に届かなかったとのことだが、勝手に予想を釣り上げておいて、それに届かなかったからと売り叩くのは、機関の常套手段のひとつ。

バイデン米政権はASMLに対し、中国での製造装置向けの保守点検などのサービス業務を打ち切るよう要請する構えを見せていたが、CEOは、第1・四半期決算発表後の電話会議で、中国の顧客に販売済みの機器に対するサービスを提供できない理由は現時点ではないと言及した。ロジャー・ダッセン最高財務責任者(CFO)は、中国企業の需要は最先端半導体製造装置ではなく、冷蔵庫や携帯電話、玩具、自動車などに必要とされる「従来型」のもので、これらは輸出規制の対象にはならないと述べている。

このように、ASMLの決算や中国対策に問題は無く、そもそも、スクリーンとは製造装置の分野が異なるので関連が希薄であり、昨日の株価急落は、とんだとばっちりだと思う。