八千代工業(株)【7298】の掲示板 2023/07/05〜2023/10/29
-
>>915
書き込みありがとうございます。
アークランドに続きまたやられてしまいました。
今回は長年に渡り株主であり、繰り返し配当増や自社株買いなどを会社に訴えてきた上での出来事です。 今回会社には、収益/市場環境の変化を反映するべく、強くTOB価格の引き上げ再交渉要請をしましたし、東証にもSOSは出しましたがこの状況に至ってこのうえない無力感に襲われています。
特に自分が狡猾と感じたのは、
1)毎期理解不能な低いEPSの業績予想を出して低株価を放置
2)結果が出てもほとんど還元せず(配当/自社株買い)、これも低株価を惹起
3)準備が整わないのに1Q決算発表前に異例のTOB予告
4)808円/1026円などありえない価格でのTOBを打診して八千代経営陣の少数株主への配慮を演出
5)ホンダ以外の株主の約1/3の応募で成立してしまうという、過半数を持つ株主によるスクイーズアウトを伴うTOBとしては異例に低い下限株数の設定
6)自動車関連株暴落を見て(米中クリアランス待たずに)すかさずTOB発表
今回は第三者的な観点からの評価を依頼したトラスティーズから2438~3072円という類似公開会社比準によるレンジが提出され、また各社のDCFによるレンジ中央値も概ね1390円をかなり上回っている状態で、市場株価が低いということを拠り所に現値でのTOBが正当化されていることから、1)2)は非常に重要と思っています。
また、この夏の自動車関連株の株価動向と八千代工業の1Q業績を見れば、このTOB予約?がなければ相当の確率でこの間八千代工業の「市場株価」は1390円を超えていたであろうと容易に推測できます。
TOB説明文書の中に、対抗TOBへチャンス与えている的表現がありましたが、既に株式の過半数を持っている主要顧客のホンダがTOBを仕掛けている中で第三者がどうやって過半数を取得できるのか??
大竹姓の株主と銀行が応募してしまえば、一般株主の大半が応募せずとも成立してしまうような建て付けのTOBをPBR0.5倍以下の価格で親子上場している株主が平然と行ってしまうのには戦慄すら覚えます。
道義的にはホンダの行為には大きな問題があると思いますが、いくらでTOBするかは自由であり、法律的に止めさせることは極めて困難でしょう。 ただ、近年の歴代社長はホンダ出身者が続き、その元で1-2)の政策がとられてきたことを俯瞰的に見れば何とかできないものか残念です。
BKさんのおっしゃる通り、このようなTOBは「株価でなく会社に」投資するというありうべき行為を踏みにじるものであり、投資家軽視の企業を戒める昨今の東証の姿勢や新NISAをはじめとする投資奨励の流れに逆行するもので、脚光を浴びつつあるバリュー投資を危うくするものです。
上記1)~6)の構図を全体として捉え判断できる裁判官が多いとは思えないし、TOB文書を見る限り八千代経営陣は訴訟対策にはかなり腐心していると感じられるので、費用対効果も考えると法的処置はよほどの大株主でなければ現実的ではないでしょう。
コスト度外視なら投資家有志で日経に一面意見広告出すとか面白そうではありますが。(老人の古い考えで昨今ならSNS経由の方がよいのかもしれませんが)
*内容に事実と異なる部分がありましたらご指摘ください、訂正します。
BK 2023年10月5日 22:58
PBR0.5倍以下という前代未聞のTOB価格だからね。犯罪的。
私自身、かなり事例を知っていると自負していますけど、
その経験から言って、過去最安値だと思います。
誰かそれを超える事例があったら教えてほしいです。
格安MBOや上場廃止TOBが横行すると、
「格安で強制的に」TOBをされる恐れがある銘柄については、
株価が安く放置されるリスクが高まります。
TOBがされないまでも、こういうリスクのある銘柄は、
そのリスク分、株価が下がってしまって、
TOBの直接の被害者にならなくても、リスク分株価が下がる分について
被害を受けてしまいます。
ただ、直接的にわからないから、見えない放射能みたいなもので、
投資家が自身が間接的に損を被っていることに気が付けないという構造。
これもまた、安値MBOのたちの悪さ。被害が全員に及んでいく。
その被害者は一般投資家だけ。一般投資家だけが一身に受ける理不尽。
なぜなら、大口は情報が早めに入ったりするので逃げる余地があるし
逆にファンド側に入ったりして、被害から身を守れるしね。
安値MBOの被害者を揶揄する投稿者が時々いますけど、
その彼らは、自分が実は損をさせられていることに気付いていないだけ。
一般投資家であれば、みんなこういう事例には積極的に怒るべきだし、
他の銘柄の被害についても、積極的に被害の声を上げていく必要がありますね。
もちろん、自分はそうしています。