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(株)小糸製作所【7276】の掲示板 〜2015/04/27

小糸製作所の大嶽昌宏社長は日本経済新聞の取材で、2014年3月期に連結純利益が過去最高益を更新するとの見通しを示した。主力の自動車用ランプは米国メーカーからの受注が増えていることに加え、発光ダイオード(LED)を使ったランプの販売増加が収益の押し上げ要因になるという。

 同社は昨年4月、13年3月期の連結純利益を過去最高となる200億円と予想したが、その後2度にわたり下方修正。昨年10月には中国での日系自動車メーカーの販売急減などにより最終的に145億円に修正し、今期の最高益更新は難しくなった。

 一方、14年3月期については「中国での日系自動車メーカーの販売不振の影響は次第に薄まっていく。市場が堅調な米国ではゼネラル・モーターズやフォード・モーターからの受注が増えている」と説明。「最高益の更新は14年3月期に可能」と語り、最高益(08年3月期の155億円)の6期ぶりの更新に向け自信を示した。

 海外市場の回復に加え、国内市場でもLEDランプの普及が追い風となる。大嶽社長は14年3月期に新たに生産する車種向け部品のうち半数以上がLEDランプを搭載するとの見通しを明らかにした。「普及による材料費の低下で利益率向上が見込める」という。アナリスト予想の平均値を示すQUICKコンセンサスでは14年3月期の連結純利益は218億円と過去最高を見込んでいる。