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曙ブレーキ工業(株)【7238】の掲示板 2019/05/08〜2019/07/01

曙ブレーキの株主総会、3議案全て可決

自動車・機械 2019/6/27
経営再建中のブレーキ部品大手、曙ブレーキ工業は27日、都内で定時株主総会を開いた。定款の一部変更や取締役選任、買収防衛策の継続の3つの議案はすべて可決された。株主からは事業再生計画の見通しについて質問が相次いだ。

取締役の選任では、信元久隆社長のほか、萩野好正副社長、松本和夫副社長の3人の重任が決まった。同社は主力の北米事業の不振で資金繰りが悪化。1月末に私的整理の一種である事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)を申請した。再建計画の策定と支援企業の選定を同時並行で進めている。

「株主の皆様には多大なるご迷惑とご心配をおかけしている」。総会の冒頭、信元社長は株主に謝罪した。

北米で顧客メーカーのモデルチェンジに伴い受注を逃し、2019年3月期の最終損益は182億円の赤字(前の期は7億8200万円の黒字)に沈んだ。出席した都内在住の個人株主の男性(68歳)は、「経営陣は責任を取って身を引くべきだ」と切り捨てた。

出席者は昨年より116人減の149人、質問数は15問だった。ADRの進捗状況について質問が相次いだが、曙ブレーキ側は「計画を策定中で回答を差し控える」とした。総会は約2時間22分で終了した。

今後は再建案の策定が焦点となる。11日には都内で第3回債権者会議が行われ、7月22日に再建計画案の再審議を持ち越し、9月18日に計画案を最終的に決議することを決めた。当初は11日の会議で計画案を決議する予定だったが、支援企業の「デューデリジェンス(資産査定)」に時間を要し、遅れが生じていた。