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ライフネット生命保険(株)【7157】の掲示板 〜2015/04/28

9152

whynot 強く売りたい 2015年3月3日 18:54

>>9143

ふーん、あなたの理屈だと、第一生命は現金と有価証券から有利子負債を除いても35兆円の「資産」があって、それだけで時価総額が現在の15倍以上、つまり、株価は30,000円になるはずだね。

今の第一生命の株価は1800円ちょっとなんだから、ライフネットの350円対498円よりも、絶対に第一生命を買うべき、ってことになっちゃうよ?

まあ、こんな計算しか出来ないから見事な塩漬け問屋が次々に誕生するんだろうが。ちゃんと考えようよ。

  • >>9152

    >ふーん、あなたの理屈だと、第一生命は現金と有価証券から有利子負債を除いても35兆円の「資産」があって、それだけで時価総額が現在の15倍以上、つまり、株価は30,000円になるはずだね。

    あなた方の言う通り、責任準備金は負債であり、保険会社のものではありません。
    責任準備金を計算に入れた株価算出は、保険会社の会計の特殊性を無視して普通の会社の基準で計算したという点で明らかに間違いです。

    ただし、責任準備金の一部は明らかに保険会社のものです。

    これは、第一生命自身が議論したくない事実です。

    責任準備金は将来の保険金支払いへの準備金とされています。
    しかし、実際は保険金支払いを大幅に上回る準備金が毎年積み上がっています。

    元々、責任準備金というのは契約者への支払いを確実にするため大幅に予想必要額よりも多く計算されています。
    それ自体は正しいです。
    ただし、明らかに実際の保険金支払額とかい離した責任準備金の計上について本当に適正なのか、という見直しの議論がされています。

    なぜ、第一生命や日本生命がこれを議論したがらないかと言うと
    ①責任準備金は損金扱いです。つまり、税金を節約できます。しかも過剰に計上された準備金は負債という扱いながら保険会社が自由に運用して運用益を稼ぐことが出来ます
    ②責任準備金の計上が減ると毎年の利益が大幅に増加します。「そんなに儲かっているなら保険料を下げるべき」という批判が起きます。

    だから、現在は責任準備金が保険会社の既得権益となっています。

    銀行とか証券会社とか他の金融機関から見れば、保険会社は課税が少なく優遇されていて不公平だと思っています。
    いずれ責任準備金の見直し(つまり減額)が行われます。
    その時に第一生命や日本生命など既存生保は大幅な利益を計上するでしょう。その時に過剰に計上されている責任準備金の一部は保険会社の負債から自己資本に変わります。

    その際に自己資本も増えますが、その後、責任準備金の一部が(一部と言っても相当な金額ですが)利益に変わります。
    現在は第一生命の利益は1000億円ですが、大幅に増加してPER25.5倍が大幅に低下します。
    だから、現在の第一生命の株価は過少に評価されていると思います。
    ただ、今後、当然起きる保険料の値下げを考えて過少に評価されていると思います。

  • >>9152

    第一生命の保険契約は貯蓄型(被保険者からの負債)のものも多く含まれています。

    一方、ライフネットは「掛け捨て」ですから責任準備金は有利子負債ではなく、文字通り補償が発生した場合の「支払いを確実にする」ために積み立てるものです。

    A = 将来の保険料(保険会社の収入)の現在価値の総和
    B = (個々の保険契約者の年齢 x 死亡率 x 保険金)の現在価値の総和

    掛け捨ての場合、保険料はA > B になるように設計されていますので、

    C =(保険契約の価値の総和)= A - B となります。

    ライフネットの価格をざっくり計算する上で、バランスシート上では、Aは計上されていないので責任準備金もオミットし、(現金+有価証券+C)で計算するのは妥当です。

    Cを計算するのは情報不足ですから、単純かつ保守的に保険契約1件平均価値を2万円としたのです。