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日本タングステン、クーラントシステム投入 移動型で複数機に対応

日刊工業新聞
2019/8/29 05:00


【福岡】日本タングステンは工作機械の研削や切削などに使うクーラント液に、ウルトラファインバブル(UFB)を含ませて加工効率を高める装置の100ボルトタイプ(写真)を発売した。移動用ローラーを付けて複数の工作機械で使える。電源工事が不要で設置できる利点を生かし、2020年に140台の販売を目指す。

発売したのは「ウルトラファインバブルクーラントシステム」の100ボルトタイプ。加工での砥石(といし)の目詰まりや加工液の劣化などを抑える。研削効率は約5割、切削効率は約4割向上するという。

装置はホースをクーラント液のタンクに差し込んで使う。物質を吸着して除去する浄化能力を持つ直径1マイクロメートル(マイクロは100万分の1)未満のUFBの性質を生かし、クーラント液に含ませて工具の長寿命化につなげる。

従来の200ボルトタイプは固定式でクーラント液の吸引に専用ポンプの設置が必要だった。100ボルトタイプはホースと一体の自給式ポンプに改良した。装置の大きさは幅620ミリ×奥行き300ミリ×高さ890ミリメートル。本体重量は60キログラム。