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(株)フェローテックホールディングス【6890】の掲示板 2023/08/17〜2023/08/25

BBB+ BBB以上は投資適格債なので地味ですが一段階上がれば
株でも信用は上がりますので機関投資家は増やす可能性はあります

  • >>771

    JCRの格上げ理由について、見られてない方もおられる事でしょうから、少し長文とはなりますが、ご参考までに転載しておきます。
    的確に評価してくれている、、と感じます。

    ■格付事由
    (1) フェローテックグループの持株会社。グループでは、磁性流体とサーモモジュール(冷熱素子)の 2 つの技術を核に、半導体製造装置などに組み込まれる真空シール、自動車シートの温度調節装置などに展開。近年はサーモモジュールの用途として 5G 通信機器向けの割合が増えている。また、石英製品やシリコンパーツ
    など半導体の製造過程に必要なマテリアル製品も手掛ける。傘下事業会社に対する強いガバナンスを有し、グループの一体性が強いことから、格付にはグループ全体の信用力を反映させている。
    (2) 収益力が向上している。近年はパワー半導体用基板の生産能力増強や太陽電池向け石英るつぼの大口径化への対応などを進めてきたこともあり、足元でマテリアル製品の販売が弱含む中でも高水準の利益を維持できる見通しとなっている。また、半導体需要は中長期的に EV 化や AI 技術の発展などに伴い拡大するとみら
    れる。こうした半導体需要の拡大を見据えて設備投資を積極化しているが、必要資金の一部を中国子会社の増資などで調達しており、財務構成の大きな悪化はみられない。以上より、格付を 1 ノッチ引き上げ、見通しはポジティブを継続した。財務の健全性を保ちながら収益力を維持・向上できるか確認し、格付に反映さ
    せていく。
    (3) 24/3 期営業利益は会社計画で 325 億円(前期比 7.3%減)と公表されている。過去最高を更新した前期からは減益となる計画だが、引き続き高水準の利益を維持する見通しとなっている。半導体市況の悪化に伴いマテリアル製品の販売落ち込みが予想されるが、石英るつぼ、パワー半導体用基板などの売上が増加するとみ
    られる。今後、投資してきた工場や生産設備の稼働が本格化する見通しであり、収益力のさらなる強化が見込まれる。一方、半導体市況悪化による業績への影響についても注視していく。
    (4) 23/3 期末の自己資本比率は 44.7%(22/3 期末は 49.5%)、DER は 0.41 倍(同 0.34 倍)となった。積極的な設備投資に伴い有利子負債が増加しているものの、利益蓄積や中国子会社の増資により自己資本の厚みが増
    したことで一定の財務構成を維持できている。今後も生産能力増強や成長分野の強化などで営業キャッシュフローを超える設備投資が予想される。当社は、中国子会社の IPO による資本調達を計画するなど引き続き財務健全性を維持しながら成長投資を進めていく方針であり、JCR はその動向に注目していく。
    (担当)関口 博昭・山口 孝彦