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(株)日本マイクロニクス【6871】の掲示板 〜2015/04/27

先読み作戦指令室=日金属:仕手化の藤倉ゴムを追う展開も
 ステンレス鋼帯中心の圧延専業メーカーである日本金属<5491.T>に注目したい。

 藤倉ゴム工業<5121.T>が13年12月24日に「東京工業大学の矢部孝教授らの研究チームと共同で、海水に豊富に含まれるマグネシウムを電極に使う新型の電池について、同電池を使用した走行試験に成功した」と報じられて以降、仕手化して、発表前の12月20日の藤倉ゴムの引け値は440円、その後12月24日から大納会まで5連続ストップ高。越えて1月6日の大発会も6日連続ストップ高の1320円と、9営業日で3倍以上の上げを見せている。

 日本金属は注水電池用極板向けの用途にも使われる圧延マグネシウム合金帯で展開。しかも、「LZ91マグネシウム合金(最軽量の金属で同社が世界初の量産販売)の実用化と量産技術」が国際マグネシウム協会の13年度の優秀賞を受賞しており、藤倉ゴムの仕手化に刺激を受けよう。

 14年3月期の連結営業利益は5億6000万円(前期比4.9倍)、最終損益は1億9000万円の黒字(前期3億2700万円の赤字)の見通し。現状では製品価格値上げが十分に浸透していないが、第4四半期(1-3月)以降に本格的な業績回復を見込んでおり、15年3月期には復配期待も出てきそうだ。

 株価は130-140円を軸にしたもみ合いを上放れつつあるが、PBRは0.6倍台と割安で、13年9月25日高値の177円から見て出遅れ感もある。