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(株)日本マイクロニクス【6871】の掲示板 〜2015/04/27

>>115322

山本氏の言っていることが全て当たっているとは言えないかもしれません。
しかし下記の理由で株価はもうあまりにも買われすぎである状況になっている可能性が高いことが言えるでしょう。

■量産化が実現すれば、株価はどうなるのか

 マイクロニクスが量子電池を量産化できるとしよう。

 既存のすべての電池を置き換えたと仮定しよう。

 その前提で利益がどの程度でるのか概算すればよい。

 どの程度の利益がでるだろうか。残念ながら、利益はまったく出ない。

 これは、よく情報弱者が陥るトラップで、新製品が普及すれば利益がでると考えてしまう。

 量子電池の性能で、既存の電池を上回るのは急速充電性とサイクル特性である。

 だが、それらに付加価値を何倍も払うことはない。なぜなら、人は割高なものは使わないからだ。

 たとえば、薄膜化という切り口では、コンデンサは半導体プロセスを用いれば、もっと性能がよいものができる。

 そうならないのは半導体プロセスは高いからだ。

 また、有機ELは液晶よりも画質で勝る。なぜ普及しないのか。それは液晶の量産性の高さだ。

 有機ELのガラス基板は小さく、液晶ガラス基板は大きい。

 リチウムイオン電池は、製造工程で、飛躍的な進歩を遂げている。大幅な価格ダウンを実現した。

 塗布工程のroll to rollの電極の箔の幅広化。

 それがコストダウンに効いている。

 現在、数メートルという幅でリチウムイオン電池は製造される。

 量子電池が数メートルという基板で製造できないのであれば、量産性で勝負にはならない。

 量産と利益は別物だ。