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インスペック(株)【6656】の掲示板 2022/05/21〜2023/03/20

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k11***** 強く売りたい 2022年12月26日 10:42

>>768

監査法人から注記
仕掛品が増え過ぎた。総資産の20%(7月)

7月 仕掛品(見込生産品)の評価の妥当性
監査上の主要な検討事項の内容及び決定理由
監査上の対応

ホ.仕掛品 品目 金額(千円)
ロールtoロール型検査装置 350,818
フラットベッド型検査装置 243,502
インライン検査装置 32,932
その他 12,264
合計 639,517

監査法人
「注記事項(重要な会計上の見積り)」に記載されているとおり、会社が計上した仕掛品の中には、受注予測に基づき生産された見込生産品が含まれており、総資産(3,277百万円)に占める割合が高くなっている。
 見込生産品については、会社が基本的には受注生産の形態を採る一方、昨今の半導体関連部材の不足、長納期化等を受けて、顧客の納期要望に応えるため、リードタイム短縮等を企図して戦略的に生産しているものであり、残高も増加傾向にあることから、生産管理上の重要性が高くなっている。

 評価にあたっては、過去の同種装置の販売価格や販促期間といった販売実績、直近の顧客との商談状況等を基礎とした販売予測の妥当性を検証することが必要であるが、当該検証にあたっては、得意先での検査対象品の開発状況、生産ラインの整備状況等に加えて、新型コロナウイルス感染症の影響による経営環境の悪化等も考慮する必要がある。
 そのため、不確実性を伴い、経営者の判断による重要な影響を受けることから、財務諸表監査上の重要性も高く、監査上の主要な検討事項に該当すると判断した。

当監査法人においては、見込生産品の評価の妥当性を判断するため、以下の監査手続を実施した。
・見込生産品の評価に関する会計方針及び適用方法を把握するとともに、関連する決算・財務報告プロセスに係る内部統制が有効に整備、運用されていることを検証した。
・見込生産品の過去の評価結果の妥当性を検証するため、評価時に想定した販売価格等の見積りについて、実際の販売結果との乖離状況を確認した。

・個別装置ごとの商談状況を確認するため、生産管理部長へのヒアリング及び交渉議事録、メール等の閲覧を実施し、商談先への過去の装置納入実績等についても確認を行った。
・監査期間中に受注又は内示が確定した装置については、注文書や契約書、内示書等の関連資料の閲覧を実施し、正味売却価額の検証を行った。
・監査期間中に受注又は内示に至っていない装置については、過去の同種装置の販売実績との比較検証等を実施し、正味売却価額の妥当性や販促期間が正常営業循環の範囲内であることの確認等を実施した。