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オンキヨーホームエンターテイメント(株)【6628】の掲示板 2021/02/11〜2021/02/12

オンキヨーの4~12月期、最終赤字33億円 資本確保急ぐ
2021年2月12日 22:14 日本経済新聞デジタル版


オーディオ機器大手のオンキヨーホームエンターテイメントが苦闘している。2020年3月期には33億円の債務超過に陥り、21年3月期末までに解消できなければ上場廃止の恐れがある。海外ファンドに新株予約権を発行するなど資本確保を急ぐが、苦しい戦いが続いている。

12日発表した20年4~12月期の連結決算は売上高が前年同期比66%減の63億円、最終損益は33億円の赤字(前年同期は41億円の赤字)だった。12月末時点の債務超過額は30億円だった。

上場維持のため資本確保を急ぐ。21年1月には臨時株主総会を開き、英領ケイマン諸島の投資ファンド「エボファンド」への新株予約権の割り当て案を可決した。2月4日までに2億5千万円分が権利行使され、調達額は最大62億円相当(株式の現物出資を含む)となる。とはいえ、オンキヨーは「厳しい財務状況や新型コロナウイルスの影響を考慮すると、(ファンド側が)新株予約権を行使できない可能性もある」とする。

東京証券取引所は「新型コロナで過度な影響を受けた場合、上場廃止を猶予する可能性がある」(広報)としている。オンキヨーは株式市場の停滞で資本確保が難しくなったと主張するが、認められるかは不透明だ。

オンキヨーホームエンターテイメント(株)【6628】 オンキヨーの4~12月期、最終赤字33億円 資本確保急ぐ 2021年2月12日 22:14  日本経済新聞デジタル版   オーディオ機器大手のオンキヨーホームエンターテイメントが苦闘している。2020年3月期には33億円の債務超過に陥り、21年3月期末までに解消できなければ上場廃止の恐れがある。海外ファンドに新株予約権を発行するなど資本確保を急ぐが、苦しい戦いが続いている。  12日発表した20年4~12月期の連結決算は売上高が前年同期比66%減の63億円、最終損益は33億円の赤字(前年同期は41億円の赤字)だった。12月末時点の債務超過額は30億円だった。  上場維持のため資本確保を急ぐ。21年1月には臨時株主総会を開き、英領ケイマン諸島の投資ファンド「エボファンド」への新株予約権の割り当て案を可決した。2月4日までに2億5千万円分が権利行使され、調達額は最大62億円相当(株式の現物出資を含む)となる。とはいえ、オンキヨーは「厳しい財務状況や新型コロナウイルスの影響を考慮すると、(ファンド側が)新株予約権を行使できない可能性もある」とする。  東京証券取引所は「新型コロナで過度な影響を受けた場合、上場廃止を猶予する可能性がある」(広報)としている。オンキヨーは株式市場の停滞で資本確保が難しくなったと主張するが、認められるかは不透明だ。